「俳優のお仕事で『良かった!』と思う時はどんな時ですか?」との質問には「時代劇が出来るのは良かったと思いました。タイムスリップではないけれど、衣装を着たり、カツラをかぶったり、刀を持って立ち回りしたりと、普段はできない事を経験できるのは俳優ならではの良さです。」と松坂。芳根は「作品を作るときのチーム感が私は大好きです。みんなで一つの事に向かって走る日々は楽しく、遣り甲斐に感じています。」と声を弾ませた。
「時代劇の撮影現場で大変だったこと」を聞かれると、芳根は時代劇ならではの扮装を挙げて「面白いと思ったのはあの恰好で街を歩くと誰からも声をかけられないこと。あの恰好でコンビニに行きました!世の中に馴染めないのが面白い(笑)」と思い出し笑い松坂も「僕は時代劇の扮装で喫茶店に入ってコーヒーを飲みました。喫茶店なのでお茶はなかったけれど…」と子供たちを笑わせながら「店員さんに不思議な顔をされました。その時は大変でしたね。」と愉快そうに当時を振り返っていた。
本作のメガフォンを取った小泉監督が小学生たちに向けて「人との出会いは大切です。皆さんにも良い出会いがあると良いなと思います。これから良い人生を歩んでくださいね」と大先輩として未来ある子供たちに呼び掛けていた。
最後に松坂は「皆さんと一緒に同じ時間を過ごせたこと、凄く幸せでした。時間が経ってもこの日『雪の花 ―ともに在りて―』を観たことを思い出していただければ、僕らもこの作品に愛を込めて作った甲斐があります。まだ本作を観ていない人、家族、友達、誰でもいいです。この映画の事を話していただければ幸いです。」と迫る全国公開に向けて、イベントは幕を閉じた。