この度、映画『敵』が第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)にて、日本映画としては最多、作品賞、監督賞(吉田大八監督)、主演男優賞(長塚京三)、助演女優賞(瀧内公美)、撮影賞(四宮秀俊)、衣装賞(宮本茉莉)の計6部門にノミネート!
アジア・フィルム・アワードは、2007年に香港国際映画協会によって設立され、“アジア全域版アカデミー賞”とも言われており、これまで『パラサイト 半地下の家族』(19)や『ドライブ・マイ・カー』(21)など、世界中の映画祭や賞レースを席巻した作品が受賞している。『敵』についても、第37回東京国際映画祭にて東京グランプリ/最優秀男優賞/最優秀監督賞の三冠を達成し、その後、昨年11月に行われた台北金馬映画祭の「Windows On Asia部門」に選出、12月には上海国際映画祭の「Japanese Week」に招待され、数千人の劇場が一瞬で埋まるなど、国内外の映画祭で絶賛の渦を巻き起こしている。
今回はアジア25の国と地域より30作品のノミネート(全16部門)があり、吉田大八監督の『敵』は作品賞や監督賞を含む、6部門でのノミネート。過去に同映画賞で6部門でのノミネートとなった作品には、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した『万引き家族』(18)や、第80回ヴェネツィア国際映画祭にて銀獅子賞を受賞した『悪は存在しない』(23) がある。なお今後も、AKI-NO 日本映画祭(イスラエル)、ヘルシンキ・シネアジア映画祭(フィンランド)、香港国際映画祭(香港)、アイルランド日本映画祭(アイルランド)、ウーディネ・ファーイースト映画祭(イタリア)など、世界中の映画祭への出品が決定している。
【吉田大八監督 コメント】
素晴らしいアジア映画のお祭りにお招きいただき、本当に光栄です。苦労を共にしてきた俳優やスタッフたちと喜びたいと思います。もちろんまだ何かを貰ったわけではありませんが、数ヶ月後の楽しい予定がひとつ決まっただけでもだいぶ気が楽になりました。関係者一同浮かれそうな気持ちをグッと抑えて、1月17日の公開へ向け鋭意宣伝活動中です。何卒よろしくお願いします。