映画の企画が立ち上がってから、脚本執筆、撮影、編集、プロモーションなどを経て、ようやく公開となったということで、あらためてコウイチ監督は「今までいろいろ映画は見てきましたけど、いざ自分が長編映画の監督をやるとなった時に、どの監督もすごかったんだなというのを実感しました。奇想天外な監督でさえ、みんなこんなにも地道な作業をやっていたのかと。いろいろと学びはありました」としみじみ。またプロモーションに関しても「全然YouTubeとは違う」と感じたとのことで、「どうやったら見てもらえるんだろうというのは、今でもずっと考えています。今日も家を出る前に7本くらい告知動画を撮ったんですけど、あんまり伸びてないです(笑)」と苦笑いのコウイチ監督だったが、それゆえに観客の口コミに期待を寄せている様子だった。

神様に取り憑かれる高校生という本作について「ホラーとは聞いて脚本を読んでいたんですけど、まさか自分が神様に取り憑かれるなんて」と振り返った中島は、本作の主人公・美咲の役作りについて「私に似ている部分も多かったので、そのままというか、学生らしくやっていました」と振り返った。また美咲の親友で、劇中で実際に霊に取り憑かれてしまうシーンもあった皐月を演じたまいきちは、「取り憑かれるところ以外は結構そのままでした。でも取り憑かれたシーンのところでは、3時間くらいずっと泣いていました」と告白。「めちゃくちゃ頑張りました。その日はほぼ覚えていないくらい集中していました」と付け加えると、中島も「まいきちちゃんがずっと泣いているから、私もつらくなってきちゃって。二人で見えないところで泣いていました」と述懐。
そんなふたりの告白にコウイチ監督も「廃虚のシーンが多かったので、申し訳ないことをさせてしまったなという気持ちです。なんて脚本を書いてしまったんだと思いました」と反省するひと幕もあった。