そんな美咲と皐月のやり取りは非常に自然体でかわいらしく、グッと引き込まれるところがあったが、撮影現場では「結構フレッシュさというか、学生の『やっちゃいまーす!』みたいな感じをどう出すかという話はしました。『ここでこうリアクションしていい?』とかを相談していました」と振り返ったまいきち。コウイチ監督も「撮影の前に本読みを結構やっていて。重要なシーンをメインに『皐月はもうちょっとテンションを高くしてほしい』とか『美咲は逆にもうちょっと落ち着いて』とか。そういうやり取りを事前にしていました」と振り返った。本作は青春ホラー作品ということで、ふたりの高校生の成長していく姿、フレッシュな姿を見ることができる作品となっているが、そんな本作について中島も「私も受験期だったので、進路と向き合う時間を大切にしていた時期でした。美咲の『これからどうしていくんだろう』という葛藤は自分とリンクするところがあったなと思います」と振り返る。

そして“神様に憑かれる”という設定について質問されたコウイチ監督は、「僕が前に撮った『消えない』という短編で『いるけど何もしない霊』というのを出していて。僕の中の心霊観として『いるけど特に何もしてこない』というものがあったので、たたずんでいるだけという。あと神様という設定は、あまりないかなと思ったので。一応幽霊は出しつつ、神様という全く別物の怪異を同系列で出す。そういう変なものに取り憑かれている、という話にしようかなと思いました」と説明。さらに「第何形態みたいに形状が変化していくのはやりたかった」と付け加えたコウイチ監督は、「このステージにいる神様は初期型なんです。気づいた人がいるかわからないですが、戦闘体制に入る時は顔の線が赤くなります。それと最初はこんな長髪にするつもりはなかったのですが、衣装合わせの時にウィッグをかぶってもらって『なんかいいな』と思い、こうなりました」と神様の特性について解説するひと幕も。すると神様が見えていないという、まいきちは「全く見えてなくて残念。ロン毛なんだ、というのは今初めて知りました」と残念そうに語った。

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