そんな神様を見ることができなかったと語るまいきちだが、劇中のカフェのシーンでは逆に“何か”を感じることがあったという。「ちょっと気持ち悪いなと感じることはあって。一緒に出ていた霊媒師役の和田雅成さんも、3人のシーンで『何か感じるよね』と言って。パッと見た場所がわたしと同じだったんです。そこには誰もいないんですけど……不思議な体験をしました」と返答。神様は見えるも、その“何か”については感じることはできなかったと振り返る。一方のコウイチ監督は、そのシーンでは、カフェの店員役で出演していたということもあり、「僕は幽霊どころじゃなかったですね」と笑う。「一個しかないパフェを運ぶことに集中したんです。『これを落としたら、もう代えがないです』と言われ失敗ができない状況で、しかもパフェがめちゃくちゃ重くて、ガタガタ震える状態でした。さらに監督業もやらなきゃいけなかったから」と振り返った。

映画のテーマにちなみ、「想定外だったこと」について質問を受けた中島は「いろいろ考えたんですけど、思い浮かばなくて……逆に皆さんの答えを聞きたいと思いました」と返答。そこでまいきちが自身の名前について「本名は“まいあ”なんですが、10年前にネット名を軽い気持ちで“まいきち”にしたんですけど、ここまでバズるとは思っていなかったので……今でも“まいきちさん”と呼ばれるのは想定外で、“まいきちさん”と呼ばれるたびにハッとなります」と苦笑い。コウイチ監督は「僕の人生そのものが想定外みたいなもの」と返答。「映画監督をやってこのステージに立っていること自体が想定外で。小学生の頃はYouTuberみたいな職業になるなんて思っていなくて、ゲームを作る人になりたかったんですけど、気づけばこうなってましたね」と自身のキャリアについてしみじみと振り返った。

舞台挨拶もいよいよ終わりの時間に。最後のコメントを求められたまいきちは「映画『とれ!』、SNSでたくさん拡散してください。よろしくお願いします」と会場に呼びかけると、中島も「『とれ!』はちょっと怖くて、でもちょっと温かいお話になっていると思います。ぜひSNSで感想をいただけたらなと思いますし、怖いのが苦手だよと言っている子にも『面白かったよ』と伝えてもらえたら」とメッセージ。

最後にコウイチ監督が「映画、楽しんでいただけましたでしょうか?」と尋ねると会場から拍手が。その様子に笑顔を見せたコウイチ監督は「しばらく上映しているので、気が向いたらもう一度観に来たり、友達を誘って観に行ってくれるとうれしいです」と観客に呼びかけ、イベントを締めくくった。

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