3章のアフレコ現場について、日野は「シュミットの部下フライを演じる(内田)夕夜さんと、星の話からだんだんと量子力学の話や『宇宙の誕生ってどうなんでしょうね』と、難しい話になっていってました」と回顧。ともにアフレコしていた島袋は、休憩中「長いセリフが多かったので、誰の言葉がドゥラカに響いたのか、国語の教科書みたいに四角く括ったりしていました」とのことで、この会話が聞こえてきたときは「すごい話してる!」と心の中でリアクションしていたという。
同作は、毎話放送されるたびに名言や名シーンが話題となる。このことから、好きなセリフやシーンの発表を求められると、小西は「まったく関係ないですが」と前置きをし、「TVアニメ放送のCM前後に声優の声で『チ』って入ってるじゃないですか。僕の周りのキャストさんは、どんどん『チ』って言ってたんです。でも、全然言わせてもらえなくて!」とボヤいた。すでに1、2 回「チ」を言ったという日野は「『チ』ってまとめるの難しいですね。」とコメントし、好きなセリフを「シュミットだと『今から、地球を動かすとしよう』っていうセリフ。ラファウも言ってるじゃないですか。そこにリンクしてくるので、大切なワードだなと思って演じていました」と語った。島袋は天動説の証明に命を懸けた「ピャスト伯の『2000年だ』というセリフです」と、重みのある言葉に感動したようだ。
最後に日野は「フベルト、ラファウから始まったこの地動説が、この新章でシュミットやドゥラカがどう受け止め、どう展開していくのか今日の放送から始まりますので、楽しんでいただけたらと思います」、島袋は「みんなが研究してきたこと、繋いできた想いというのをドゥラカがどういう経緯で受け取ることになるのか、そしてこの地動説と彼女たちが行きつく先に注目してみてほしい」、仁見は「本当に色々なところを見てほしいのですが、まず(長時間の上映のため)おしりと腰に気を付けて楽しんでいただけたらと思います(笑)」と、これからオールナイトで1話から最新話まで観る観客を気遣い、小西は「僕たち登場人物のみんなが生きてきた足跡とか想いだったりとかを、この大きなスクリーンで見届けて頂けるのは嬉しいです。TV 放送の方もこれからも宜しくお願いします!」としっかりとアピールし、終始和やかな雰囲気の舞台挨拶を締めくくった。