【CMコンセプト】
メッセージではなく「世界観」を伝えていく広告です。
企画段階で大学生などの若年層へのヒアリングを行ったのですが、10~20代の方々はひと昔前よりも広告というものに敏感で、すぐにスルーする能力を持っています。作り手側の恣意的なストーリーやセリフひとつにも拒否反応があって、いわゆる広告っぽい広告はあっという間に無視されてしまう。そこで今回はそういった演出や表現、メッセージを排除することで、受け手側が雪山に行った際の非日常のキラキラした空気感や出会える何かを「世界観」として感じ取ってもらうことが結局一番伝わる広告になるのではないか、と考えました。
【クリエイティブディレクターコメント】
今年はひさしぶりのダブルキャスト。男女それぞれのグループに分けてスノーレジャーを楽しむさまざまな姿を描きました。これまでのストーリー性の高い映像から、ドキュメンタリー風のリアルな表現に変更することで、「白」と「熱」に溢れた雪山の世界観を押し付けではなく、より自然に感じてもらえるCMを目指しました。広告を通して興味がなかった人たちにもスノーレジャーの魅力に触れていただき、一人でも多くの人がゲレンデへ遊びに行ってほしいです。