往年の母・晴香役の篠田は、息子・木下について「今の高校生ってこんなにオーラがあるの?とビックリした。撮影でも緊張しなくて初めてとは思えないくらい物怖じしていなくて大物感が漂っていました」と褒めると、竜馬の母・薫子役の土屋は「まさしく色の違う原石がいると思った。二人の未来は素晴らしい役者になるのだと思って、私がリアルに母ちゃんみたいな気持ちになった」と目を細めていた。
ストーリー後半、大勢を相手に大暴れする半グレボス・御堂静を熱演したGACKTは「撮影の10日前からファスティングして、一回り体のサイズを下げました」とこだわりの役作りを告白。迫力のバトルを繰り広げた木下の印象を聞かれると「目の前に立ってもボーッとしている感じで心配だった。撮影現場では暖日の良さがわからなかった」とまさかの辛口ぶっちゃけも「スクリーンでの変わり様とスクリーン映えは想像できなかった。スクリーンで初めて演技を観た時に『こいつスゲエ』と思わせてくれた稀有な役者です」と逸材感に目を丸くしていた。
そんな中、溝口から「でもGACKTさん、ボーッとしている暖日に何発かもらっていましたよね?」とのタレコミがあると、GACKTは「うん、殺してやろうかと思った」とドスを効かせつつ「お前、いいなあ…という気持ちにさせてくれて嬉しかったよ」と不敵な笑み。これに木下は「GACKTさんのサイコパスな雰囲気のお陰でバトルシーンは気持ちを乗せられた」と感謝を述べようとするも「かんちゃ…感謝しています」と大事なところで言い淀み、すかさずGACKTから「そこ噛むなよ」と静かに注意されていた。
一方、溝口は本作の企画意図を「持たざる者でも一歩踏み出す勇気さえあれば成り上がれる。映画を通して多くの人にブレイキングダウンとは違う形でそれを伝えたかった」と説明。朝倉は「ブレイキングダウンの選手も何人か出ていて、リアルで上手い演技だと思った」と感想を述べる一方で「実は映画はまだ観ていません。1月31日にどこかの映画館で観るので僕の事を探してください」と予告していた。