
NYで映画を学び、国内外で高い評価を受ける大川五月監督による『You Cannot Be Serious!/ユー・キャノット・ビー・シリアス!』。本作で、予期せぬ妊娠とキャリアの狭間で葛藤する主人公・菜摘を、等身大の魅力でコミカルに演じるのは、連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロインを務め、『夏目アラタの結婚』(24)では狂気的な難役を怪演し、唯一無二の存在感を放ち続ける実力派の黒島結菜。そして、そんな菜摘を凌駕するパワフルな母・登紀子役は、日本映画界を代表する名優・浅野温子に決定。その圧倒的なオーラと熟練の演技で作品を力強く牽引し、極上のエンターテインメントへと昇華させています。予期せぬ出来事をきっかけに始まる物語は、やがて世代や性別を超えた<気付き>の物語へ。
<黒島結菜(菜摘役)コメント>
ー 撮影を終えての感想
とても雰囲気の良い現場でした。短い撮影期間ではありましたが、毎日すごく充実した日々を過ごすことができ、とても楽しかったです。
ー 大川五月監督について
大川監督はとても明るい方で、少女の様に監督自身が撮影を楽しんでいたのが印象的でした。カットがかかる前から「うん、すごく良い!良い!」と声をかけてくださることも多く、その言葉に背中を押されながらお芝居ができる現場でした。こちらも「やって良かった」と思える瞬間が何度もあり、自然と次はもっと良くしようと前向きな気持ちになれました。監督の演出とも相性の良さを感じていたので、ぜひまたご一緒したいなと思っています。
ー 今回演じた”菜摘”という役について
一見すると大胆で突飛な人物にも感じられますが、すごく人間味があるキャラクターだと思いました。迷いながらもちゃんと自分で選択を重ね、女性だからと仕事をあきらめたくないという、今の時代ならではの価値観も描かれています。自分で選んだことを事実として受け止め、前に進もうとする強さがある一方で、どこか危うさも感じられる。その両面が、この作品の魅力のひとつになっていると感じています。
ー 作品を楽しみにしているお客さんへのメッセージ
短編ではありますが、言いたいことや感じてもらいたいことがたくさん詰まった、非常に濃密な作品になっていると思います。受け取り方は観る方それぞれだと思いますが、観終わった後に「自分はどういう風にこの作品を観たんだろう」と、考えていただけるような映画になっているはずです。楽しみにしていてください。
<浅野温子(登紀子役) コメント>
ー 撮影を終えての感想
短編作品ではありますが、一本の長編を観終えたような感覚がありました。さまざまなテーマが織り込まれていて、ふっと笑って観られる一方で、観終わった後にふと自分に問いが返ってくるような作品だと感じています。
ー 大川五月監督について
脚本も大川監督自身が手がけられており、7~8年分の想いがここにあるとお聞きしました。監督のリアルなこだわりがものすごく詰まった作品だと思います。次はどんなこだわりを見せてくれるのか、どんな作品を届けてくれるのか、今からとても楽しみです。
ー 今回演じた”登紀子”という役について
演じている中で、登紀子という人物に対して痛々しさを感じる瞬間がありました。覚悟を決めて前向きに生きようとする一方で、内面には矛盾や弱さも抱えている。人は決して単純ではなく、表に見えるものと内側にあるものは違うのだと、改めて考えさせられる役でした。自分自身の内面にも重なる部分があり、非常に印象深い経験となりました。
ー 作品を楽しみにしているお客さんへのメッセージ
ぜひ作品を楽しんでご覧いただいたうえで、「自分にも登場人物と似た部分があるのでは」と、少しだけ自分に引き寄せて考えてみていただけたら嬉しいです。