【⾹⽉彩⾥監督 コメント】
これまで架空の映画の予告編を作り、毎年エイプリルフールに「主演映画の予告編が公開になりました!」とSNSで公開し、完全なる⾃⼰満⾜で映像制作を楽しんでいた私に、妹が「ミラーライアーフィルムズというのがあるよ、ちゃんと1本作ってみたら?」と教えてくれたのが、今回初めて映画を制作するきっかけでした。選出いただき、夢のようです。
おそらく、「初監督作品の映画が、ミラーライアーフィルムズに選出いただきました!」とSNSで告知したら、フォロワーの皆さんは、また架空シリーズか、と思われるかもしれません…。皆様、「ヒューマンエラー」は架空ではなく、存在する映画です。ぜひ、映画館でお確かめくださいっ!
そして映画制作について何もわからないまま、溺れながら泳ぐ私についてきてくれたスタッフ、キャストの皆さん、扉を開いてくれたミラーライアーフィルムズの皆さん、⼼から感謝申し上げます。
そして、妹よ、ありがとう。
【監督・主演 加藤シゲアキ コメント】
あるところにあるものも、ないはずのところにあるとおそろしい。
砂をモチーフに感覚がぐらつくような物語を、映画を作ろうと思ったのは、なにが間違いでなにが正しいのか判断することの難しさを⽇々実感しているからかも知れません。
⾒えないものを恐れることは⼈間らしさにも通じるのでしょう。
主⼈公の遠⼭を演じてくれた正⾨良規は、そうした⼈間らしさを彼なりの抽出⽅法で表現してくれました。
また正⾨のみならずキャスト・スタッフの皆がこの物語を⾯⽩がってくださったおかげで、15分とは思えない緊張感を⽣み出してくれました。
砂が映画を観られた⽅々のトラウマにならないことを祈るばかりです。
【主演 正⾨良規(Aぇ! group) コメント】
SUNAに参加させて頂きました、正⾨良規です。
初めてこのプロジェクトのお話を聞いた時に、凄くワクワクしたのを覚えています。
アイドルとしてこういった現場に参加出来る事は本当に貴重な事だと思います。
この現場に出会えた事に⼼から感謝したいです。
個⼈的な話にはなるのですが、加藤くんの作品に出演するのは2度⽬で、初めて出演したのは舞台での事でした。
加藤先⽣の初めての戯曲。
その時はお芝居の経験もほとんどなく、加藤くんに少しご⼼配をおかけしたような気がします。
ですが数年たって再び加藤くんの作品に参加でき、しかも監督、そして役者さんとしての先輩とご⼀緒するという事で少しでも「⾃分の成⻑した姿を⾒せたい!」という欲も芽⽣えました。
今、僕が出来る事は全てカメラの前で出し切った気がしています。
15分という短い時間ですがとても濃密なミステリーに仕上がっていると思います。
皆様、どうぞ楽しみにしていてください!
【坂本ショーン監督 コメント】
アメリカでは、政治的・⽂化的な分断が進む中、その⼀因として「⾃分の信念や意⾒が絶対に正しい」とする態度が広がりつつあることが指摘されています。このような状況下では、議論において「純粋性」や「正当性」が過剰に重視され、「どの視点も完全ではない」という認識に伴う不快感や⽭盾を受け⼊れる余地が失われつつあります。しかし、社会や⼈⽣の複雑性は、単⼀の視点や信念だけで捉えられるものではありません。私が⼿掛けた『ウエディング』は、⼈が⾃らの疑念や内⾯の葛藤に向き合うことができず、それにより⽣じる不安や⽭盾と和解する困難さを知的・感情的に探求する試みです。