潔癖症に苦しむ良城の繊細な感情表現について、三⼭は「すごく考えさせられる役でしたが、⾃分⾃⾝も撮影期間は悩んでいたタイミングだったので、タイミングがむしろ良かったなと。より深く良城を理解できる瞬間が多かったです」と説明。内⽥監督は俳優・三⼭凌輝の印象を、「すごくしっかり役を詰めて準備をされていて、思考回路が70歳くらいのベテラン俳優かと思いました。なので、現場では『任せられるな』と」と、信頼感たっぷりに紹介していた。
久保が内⽥組に参加するのは、映画『探偵マリコの⽣涯で⼀番悲惨な⽇』、ドラマ『落⽇』に続いて3度⽬。「撮影の合間に、アイドルをやりながら俳優業をやらせていただいていることへの思いを打ち明けたときに、内⽥監督からいただいた返答が⾃分にとっては宝物のようなもので。これからも頑張ろうと思いました」と、印象的だった現場での監督とのやり取りを明かした。

舞台挨拶のため、韓国から駆けつけたチャンソン。⼈を真に愛することができないジェホンの役柄について、「⾃分も練習⽣の頃にそういう時期があったので、これがジェホンの感情かなと、監督と相談しながら役作りをしていきました」と振り返る。内⽥監督はチャンソンについて、「⽇本語が上⼿すぎるから、少し下⼿にしてもらった」「料理シーンの⼿元撮影のために吹き替えを⽤意していたけど、チャンソンが上⼿すぎて必要なかった」と、裏話を明かしていた。
