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Netflix映画『This is I』パネルトーク レポート

Netflixが贈る、2026年の注目ラインナップが一堂に会したイベント「Next on Netflix 2026」。その中でもひときわ大きな注目を集めたのが、Netflix映画『This is I』のパネルトーク。

ステージには、プロデューサーの佐藤善宏氏、和田耕治役を演じた斎藤工さん、そして本作のメガホンをとった松本優作監督が登壇した。

「自分らしく生きる」ための闘いを描く——企画の原点と監督の決意

イベントの冒頭、佐藤プロデューサーから本作の成り立ちが明かされました。本作は、元放送作家の鈴木おさむ氏からの提案をきっかけに始動したプロジェクト。600人を超える人々の人生を変えてきた和田耕治医師の著書『ペニスカッター 性同一性障害を救った医師の物語』、そしてはるな愛さんの自伝『素晴らしきこの人生』という二つの視点から、一人の女性が自分を見つけ、一人の医師がその願いを支える姿を描き出した。

若手実力派として知られる松本優作監督にとって、本作は「一つの大きな夢」だったといいます。

「お話をいただいた際、はるな愛さんのことは存じ上げていましたが、その裏側に和田先生という存在がいたことは知りませんでした。著書を読み、当事者の方々への取材を重ねる中で、これは今の時代にこそ映画として残すべき物語だと確信しました。自分らしく生きることは、いつの時代も、誰にとっても難しいことです。特に理解が乏しかった80年代・90年代、その困難の中で闘い抜いたお二人の姿を、誠実に描きたいと思いました」

松本監督のその強い意志に共鳴したのが、和田医師を演じた斎藤工。斎藤さんは監督の熱烈なファンでもあり、このタッグに大きな可能性を感じたと語ります。

「松本監督が持つジャーナリズムの視点と、Netflixという自由度の高い母体。この掛け算が、今の社会に鋭利かつ必要な意味を持つ作品を生み出すのではないかと期待しました。和田先生という人物を通して、生い立ちや未来に向けた深いテーマに携われたことを、心から誇りに思っています」

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