「エアミュージカル」が象徴する、歌謡曲の持つ「救いの力」
本作のもう一つの大きな特徴は、80年代・90年代のヒット歌謡曲をふんだんに取り入れた「エアミュージカル」的な演出です。はるな愛さんの代名詞でもある「エアあやや」のルーツを辿りつつ、当時の楽曲が持つエネルギーを映像に刻み込んだ。
松本監督は、「時代を超えて歌い継がれる楽曲には、人を救う力がある」と語る。

「はるな愛さん自身、松田聖子さんに憧れ、アイドルを夢見て、多くの歌謡曲に救われてきた方です。今回はリップシンク(口パク)という手法を使い、音楽と感情がシンクロする新しさを追求しました。当時を知らない世代の私にとっても、これらの楽曲は非常に新鮮で、かつ力強いものでした」
斎藤工もまた、音楽が現場にもたらした効果を実感していたといいます。
「撮影中、流れる楽曲たちは私たち自身を鼓舞する応援歌のようでした。映画の印象の半分は音楽で決まると言っても過言ではありません。この素晴らしい楽曲のラインナップと松本演出が合わさった時、世界の人々にどう届くのか、今から楽しみでなりません」
