またスターリング・K・ブラウンほか豪華キャストのインタビューが到着!
ー 最初に脚本を読んだときの感想をお聞かせください。
スターリング・K・ブラウン(以下S):物語の展開やスピード感に圧倒されました。どこか常に陰謀の気配が漂っているんです。一体次は何が起こるのか、ずっとハラハラドキドキしながら待っている感じでした。そして、脚本家であるダン・フォーゲルマンの典型的なスタイルで、「ああ、なんてことだ!」となる、驚きの変化球を投げてくる。今何が起こっているか掴んでいるつもりでも、次の場面では予想もつかない急展開が起こったりする。だから皆さんにも僕がこの作品を読んだときと同じような感動を感じてもらえたら嬉しいよ。
ジェームズ・マースデン(以下JM):ここまで新鮮で独創的なストーリーに出会えることはすごく珍しい。とにかく挑戦的でエキサイティングで、クリエイティブ。ダン・フォーゲルマンは、この作品に相応しい本当に素晴らしい脚本家です。僕はただ脚本を解釈して演じるだけでよかったんだ。何故ならすべては脚本の中にすでにあったからね。自分が読んだときと同じ体験を皆さんに感じてもらえるといいな。
ジュリアンヌ・ニコルソン(以下JN):私は、事件が起きた時の「誰がやったのか?」というスリリングな展開に夢中になりました。でも、それから、まったく予期していなかった展開に巻き込まれていく。それぞれの登場人物が何者なのか、どこから来たのかを深く掘り下げていきます。それから、彼らは自分たちが極限状況に置かれていることを知ることになります。
ー 役作りの際、自分の役にどのようにアプローチされましたか?
S:役作りとは、自分自身の人生を見つめることなんです。激しい浮き沈みがあり、素晴らしい瞬間もあれば、ひどい喪失感に襲われる時もある。役者にとっては、自分が感じた痛みはとてもありがたいんです。実際に感じた痛みにアクセスし、他人との共通点を探していく。ザビエルの仕事であるシークレット・サービスの仕事を理解するため、僕はたくさんのエージェントたちに会い、話しました。そして意外にも、僕とザビエルには類似点が沢山あることに気づきました。僕は2児の父親で、彼も2児の父親なんです。彼はシングル・ファーザーですが。そして、自分自身の人生経験のほかに、「もしも… 」という想像力を使うこともありました。
JN:脚本を読んでいるときはいつも、自分がそのキャラクターに共感したり理解しているかどうかは、すぐにわかります。言葉で表すのは難しい不思議な力のようなものです。今回演じた役柄では、特にそういったことが多くありました。ダンのような素晴らしい作家にかかれば、キャラクターの台詞を読んだだけで伝わってくるものです。そこへ更に自分の想像力と人生経験をキャラクターに持ち込んでいきます。そして、監督や自分の周りにいる人たちを信頼することも大切にしています。(スターリングとジェームズを指して)尊敬する人たちを相手に仕事していると、エキサイティングなことが起こるんです。そこでは、自分がその役として生きていると感じられます。
JM:目の前のことに没頭し、それを信じることができれば、フリをする必要はなく、自然に出てきます。こういった場合、キャラクターは脚本の中ですでに出来上がっているんだよね。
ー 作品の見どころを教えてください。
JN:予想外の展開を期待してください。こんな世界は見たことがないと思います。
JM:僕たちの言葉も、必ずしもその通りではないんです(笑)。ダンの作品をご存じの方にはお馴染みですが、彼の脚本には他にない驚きがあるんです。
S:それでいてメッセージ性の強さも魅力です。この作品では不可能を可能にするような挑戦を続ける人々を描いています。作中のような出来事は起きないに限りますが、「もし自分がこんな目に遭ったとしたら?自分はどうすればいいのだろう?」ということをこの作品は問いかけます。
ー この作品を楽しみにしている日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
JM:第一に、私たちは日本の皆さんのことが大好きです。皆さんの熱意と情熱に感謝しています。普段このようなジャンルのドラマを観ない人でも、知的で挑戦的なストーリーが好きなら、この作品を気に入ってくれると思います。いつも応援ありがとうございます!
ー (ジェームズに対して)ブラッドフォード役が大変好評だったようですが、演じるにあたってインスピレーションを受けた大統領はいますか?
JM:最初はウィリアム・ハワード・タフト(第27 代大統領)が頭に浮かびました。歴代の多くの大統領を振り返ってみると、最も高潔で、最も尊敬に値する大統領を思い浮かべることは出来ると思います。ですが、最終的には特定の大統領をモデルとして考えませんでした。ブラッドフォード大統領は間違いなく型破りな大統領です。彼は悲しみを抱えていて、人間関係にも恵まれていない。酒好きですが、核心的な場面では見事に自分の仕事をこなす人物だと考えています。
ディズニープラスで1月28日(火)より独占配信
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