この度、今や伝説となった九龍城砦の内部を散歩しているような気分を味合わせてくれる九龍城砦ツアー映像が解禁!

九龍城砦は1993年から94年にかけて取り壊され、もうその様子を窺い知ることができないのだが、本作の主役とも言える九龍城砦のセットは日本円で約10億円という巨額の予算を投じ、徹底的にこだわり抜いてデザインされている。そして、このガイドをやってくれているのが、黒社会に追われ、九龍城砦へと迷い込んできたチャン・ロッグワンと、仲間になり友情を育んでいくこととなる本作のイケメン担当にして城砦福祉委員会副会長の信一(ソンヤッ)だ。映像では、城砦ツアーの企画を知らされていなかった様子の信一。

最初はカメラに悪態をつき「何だよ、お前ら誰なんだ。うちの住人を撮るつもりか!?」と福祉委員会副会長として噛みついてくるが、「待ってろ!」と一度フェードアウトしたかと思うと、次の瞬間にはサングラスをバッチリかけ、「城砦福祉委員会副会長の信一(ソンヤッ)だ、案内する」と、ノリノリでガイドをスタート。城砦名物の、混沌と秩序の象徴でもある“電線”の紹介と、盗電のマル秘エピソードまでお茶目に紹介。1本しかない電線を盗電に次ぐ登壇で城砦中に電気を届けている仕組みを教えてくれた。

「人情こそがルールだからな」と語る信一。城砦の人々はテレビが大好きで、皆でテレビを囲み、笑い合いながら鑑賞するのが城砦スタイルだという。そして、そんなテレビ鑑賞の際には、飲み物や食べ物が欠かせない。そんな時に頼りになるのが「陳峰商店」。子供達が放課後におやつを買いに訪れたり、信一のお気に入りは緑寶(ロッボウ)というドリンクだという。それからあまり清潔ではない城砦内で汚れた靴を磨いたり修理をしてくれる靴屋の紹介。城砦内はまるで小さな世界のようでなんでも揃っている。

さらに、城砦名物の叉焼飯も作られているであろう窯焼き工場、おもちゃを作る工場などを立て続けなりでに紹介。もう一つ生活に欠かせない公共の水道も紹介された。大勢の住人が使用するため、列に並んで待つこともあるという。そして、信一のボスでもある龍捲風(ロンギュンフォン)の床屋へ到着。普段の信一は家賃の徴収や、住人たちの手伝い、帳簿付けなどを担当しているという。ちなみに信一のいけてるパーマは龍捲風によるものらしい。最後に九龍城砦取り壊しの際に持ち出すものについて聞かれると、タバコを指し「城砦のにおいも消えてしまう、それが人生だ。写真を撮ってくれ」と少し感傷に浸った様子でロマンチストな一面を覗かせ、少しノスタルジックで信一の城砦への想いが伝わる写真で締めくくられた。

城砦ツアー映像 https://youtu.be/pwMj1rsPeU8

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