2022年にひっそりと、たったひとりで立ち上げられた「小さな配給会社」クレプスキュール フィルム。これまでに公開された全6作品をレイトショーで一挙上映する「クレプスキュール フィルム レトロスペクティヴ」が3月22日 ~ 4月18日までシアター・イメージフォーラムにて実施されることが決定した。
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スマッシュヒットを記録した日本劇場初公開のアメリカ映画『WANDA/ワンダ』に始まり、映像美で魅せる東欧エストニアのダーク・ラブストーリー『ノベンバー』、チェコスロヴァキア最後の女性死刑囚をモノクロで描いたチェコ映画『私、オルガ・ヘプナロヴァー』、妻を亡くした棺桶職人の老人と戦争から戻らない夫の帰りを待つ栗売りの女性を寓話的に描いたスロヴェニア映画『栗の森のものがたり』、その攻撃性から施設を転々としなければならない9歳の少女を描きベルリン国際映画祭で銀熊賞も受賞したドイツの話題作『システム・クラッシャー』、そして心の居場所を求める新聞記者を描いた癒しのノルウェー映画『ヒューマン・ポジション』と、国もテーマもそれぞれ違う話題作が目白押しの一ヶ月間。
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