この度、現地時間2月4日、世界三大映画祭に次ぐ最も重要な映画祭の一つとして知られるロッテルダム映画祭にて本作が上映され、上映後に三池崇史監督が登壇した。
映画祭の会場でも最大の600席規模の会場が満席となった中で上映された。本編上映中は、随所で観客の笑いが起こり、三池監督の真骨頂であるバトルシーンでは、身を乗り出している人がいたりと、多くの観客がスクリーンに釘付けの様子だった。本編終了後の会場は大きな拍手で包まれ、ヒューヒューと指笛を鳴らし興奮する人もいるなど、大盛り上がり。
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監督の座席の近くでエンドロール中に親指を立てていた観客は「シンプルな展開なんだけど、コメディ要素の部分もすごく楽しめた。最高だね」と興奮冷めやらぬ中、ステージに登壇した三池監督は「2000年にこのロッテルダムで『オーディション』を上映してもらったことが、自分の海外映画祭のスタートなんです」とロッテルダム映画祭への感謝を述べた。
終了後には沢山の観客が三池監督との写真やサインを求めて長蛇の列ができ、その全員に対応するファンサービスで映画ファンを喜ばせた。
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三池監督が「新しい才能を世界に発信することにかけては世界最高の映画祭」と話していたロッテルダム映画祭において、新人でありながら2000人のオーディションを勝ち抜いた木下暖日と吉澤要人を主人公に据えた本作が、この映画祭で大きな拍手で迎えられたことは大きな意味を持つに違いない。
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