<主演:中村里帆 コメント>

10代の頃からご縁のある増澤監督。
監督と呼ぶのが少し照れくさいくらい、私にとっては数少ない、友達になれたお姉さんです。
人生相談をすると、りりこさんにしか出せない言葉の温度でいつもそっと視点を変えてくれました。
黄身子さんは先日ご一緒した際、言葉の選び方ひとつひとつに知性と優しさが滲んでいて、もっと心を預けてみたいと素直に思いました。
そんなお二人が丁寧に紡いだこの物語と向き合える時間が、本当に幸せでたまりません!
片想いってかなり苦しくて、でもどうしようもなく愛おしくって、その人の存在ひとつで日常の色が変わる。
だけど実際はキラキラしている時間よりも、ぐちゃぐちゃして、どんより曇った時間の方が圧倒的に長くて。
でもその不器用な時間が、世界の見え方を変えてしまう力を持っているんだなと、この脚本を読んで感じました。
この映画が、恋に振り回されている誰かの心の味方になれたら嬉しいです。
まみこに今の私の全てを注いで!
素敵なスタッフの皆さま、キャストの皆さまと力を合わせて創っていきたいと思います。

<監督・脚本:増澤璃凛子 コメント>

他の誰かの愛し方を忘れたので、映画を作ろうと思いました。
大人になって、片想いをした事がある人なら知っている。
ダイバーシティな価値観が広がるこの社会に溶け込む中で、
片想いという一人相撲な恋愛感情は、実際かなり気まずい存在である。
どうしても無視出来ない感情を持ったまま、歳をとっていく。時々恐怖を感じながら。
シングルである理由を人から問われ、不毛なインタビューを受け続ける日々。
一見、恋愛感情もあって異性愛者で性的マジョリティに属している私達。
なのになぜか私達は、どうもなんだか生き辛い。
そんな想いを抱えている人を照らすヒロインを生み出し、この物語を企画します。

<脚本:黄身子 コメント>

ラブストーリーに夢をみたあと、自分の物語を振り返って落ち込んでしまう気持ちは、
きっと多くの方にとって身に覚えがあるのではないでしょうか。
この世界ではたくさんの人が正しく実る「運命の恋」を探していて、
それに比べて叶わぬ片思いは馬鹿で滑稽で若いものとして、上書きされ忘れられていく。
だけどその涙に費やした日々もまた美しく、私たちを強くする尊いものと思います。
この気持ちがどこに行き着くのかもわからないまま、信じ願いながら立ち止まっている、
そんなたくさんの私たちの側にいてくれる物語を作りたいと願って書きました。

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