<杉山すぴ豊(東京&大阪コミコン プレゼンテーター) コメント>

これは“哀”をのりこえ、出“会い”、そして “愛を耕すひと”たちの物語です。
マッツ・ミケルセンにすべての感情を揺さぶられるエモーショナルなエンタテインメント。
主人公の最後の選択を僕は支持します!

<ISO(ライター)>

孤独な者たちが寄り集まる「擬似家族」モノの新たなる傑作。
難攻不落の荒れ野は舵がきかず、迫り来る悪意と暴力は容赦がない。
苦しい映画である。苦しいが、固く真一文字に結ばれたマッツの口がほどけたあの瞬間、
筆舌に尽くしがたい幸福感とともに「この映画を観て良かった」と心の底から思わされた。

<SYO(物書き) コメント>

寡黙な夢追い人が挑むのは、不毛の荒野だけではない。
他者の尊厳を摘み取る悪辣な既得権益もまた敵となる。
畳みかける理不尽に、何度も挫かれ折れそうになった。
だが目を離せなかった。隅々まで魂が宿っていたから。
不屈にして肥沃。この映画は、観客の心をも開墾する。

<中井圭(映画解説者) コメント>

野心と冷淡さを抱えた孤独な軍人の心に芽吹く愛は、
荒涼とした不毛の大地を粘り強く耕す物語と重ねられていく。
本作で魅せた、静謐さの奥底に温もりの灯がともる表現こそ、マッツ・ミケルセンの真骨頂。

<新谷里映(映画ライター) コメント>

時代は違えど、現代の日本にも通じる不条理が描かれ、
人生において本当に大切なものは何かを問いかけてくる。
マッツ・ミケルセンの素晴らしさが、たえず匂い立つ映画でした。

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