また一足先に本作をご覧いただいた著名人総勢6名から絶賛コメントが到着した。

昼はまるでA.ワイエスの「オルガ」のような光が差し、夜はE.ホッパーのような孤独な闇が包み込む。
幽霊のように深い深淵を彷徨う大都会の人々が、一縷の望みを探し求める。
人が生きていくということは、傷という痕跡がつけられていくこと。
その傷は自己治癒により、いずれ瘡蓋(かさぶた)となる。
瘡蓋というタトゥーがあるだけ人は優しくなれる。

―ヴィヴィアン佐藤 (アーティスト/非建築家/ドラァグクイーン)

図らずも背負ってしまった大荷物を下ろすことができずに生き続ける。
悲しみと苦しみと虚しさに心蝕まれ薄暗いトンネルの中を走り続ける。
そんな2人が出会い惹かれる瞬間を劇的ではなく詩的に見つめ続ける。
愛を求めることで、人は救われる。
素朴で美しくしあわせな物語でした。

―呉美保(映画監督)

忘れたい女
忘れたくない男
記憶に縛られた2人の人生が交差した時
少女が取った純粋な行動に
胸が熱くなった

―笠井信輔/フリーアナウンサー

忘れてしまうという苦しさだけが、
生きていく支えになる。
そんな時の訪れを、わたしも待っているのかもしれません。

―岸田奈美/作家

記憶を塞ぎたい女と、記憶のできない男。
名曲「青い影」のメロディが、二人を希望へと繋いでいく。これは魂の再生の映画だ。
音楽は、傷ついた心を助ける最後の砦かもしれない。
記憶に翻弄される二人に「青い影」のメロディが、希望と再生の架け橋として横たわる。

―クミコ(歌手)

誰かの心に無理に踏み込まず、しかし、誰かを思うことで一歩踏み出せる。
痛みとやさしさが溶け合う温かなものが、静かに胸に流れ込んできました。

―クリス智子(ラジオパーソナリティ)

1 2

3

4

RELATED

PAGE TOP