この度、主演の長塚京三、共演の黒沢あすか、吉田大八監督が登壇し、大ヒット記念舞台挨拶を実施された。

映画上映後、満員となった会場からは自然と拍手がわき起こる。そんな熱気あふれる会場の様子に吉田監督も「上映の後に拍手をしていただいてありがとうございます。(舞台袖にいた)僕らのところにも拍手が聞こえてきて。3人ともすごくうれしそうな顔をしてしまいました」と笑顔を見せた。

1月17日の初日以来、およそ1カ月にわたって大ヒットを続けている本作。3人のもとにはいろいろな反響の声が届いているという。「今回はいつになくまわりの人たちや、しばらく連絡が途絶えていた人たちからの連絡が多かった。特に僕の同世代の人とか、同級生たちから熱い感想を送ってくれて。何かが刺さったんだろうなという手応えはありましたね」と吉田監督が語れば、長塚も「道を歩いていると年配の方が『よ!』と声をかけてくれた。ずっと同じ区域に住んでいたのに、これまで声をかけようかどうしようかと迷っていたような方からも『よ!』と気安く声をかけてくれるようになった。そして小学校の同級生にも定期的に会ったりするのですが、そういう方々からも『今回、お前ははじめていい仕事をしたな』という評価をいただきました。この映画のことをとても喜んでくれて、熱く語ってくれた。とてもありがたいなと思いました」と語り、その反響の大きさを実感している様子。

さらに黒沢も「義理の母が観に行ってくださったんですけど、とにかく長塚さんにメロメロで。LINEに熱い感想を送ってくれました。あとは今テレビドラマの撮影をやらせていただいているんですが、役柄の方向性が変わってきたなということを実感しています。本作ではさほど長い時間、出演していたわけではないんですが、この役を通じて振り幅がある人なのかもしれないというイメージを与えることができたんだなと。(吉田)大八監督にはとても感謝しております」と語ると、吉田監督も「僕も、黒沢さんのこれまでの仕事を見てお願いしたいと思ったので、もし黒沢さんが新しい局面を感じているのだとしたら、それは黒沢さんのキャリアの、長い期間の積み重ねの先にあったものだと思います」とキッパリ返した。

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