最後に、中村は「それぞれのキャラクターがそれぞれの立場に嫉妬したり羨ましく思ったり、お互いを傷つけあったり、そうしながら成長していく物語」だと語り、「きっと皆さんそれぞれの立場でも共感できるところがいっぱいあると思います」と観客にメッセージを送った。

⾅⽥は「新年度が始まる季節ですので、ずっと自分の中でもどかしい何かがあった人も、この映画を観てちょっとした勇気になればいいな」と語り、中川は「『早乙女カナコの場合は』というタイトルがすごくいい」とし、「この映画の世界が皆さんの普段生きている世界と地続きであって欲しい」と願った。

橋本は「皆、自分らしく生きるってなんだろうなとか、この先どう生きるべきかっていうことを本当にそれぞれの切実な悩みがリアルに描かれている」と語り、「自分らしさっていうのは本当に長い時間を掛けて自分と対話し続けてやっとどうにか何か見つかるもの」。そして「この物語は自分の人生の主導権を取り戻す映画であり、自分らしく生きるのもそうだけれど、自分が囚われているものから解き放たれる人たちの生き様を見てもらって、皆さんをエンパワーメントできるような作品になっているといいな」と締めくくった。

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