中央テレビの報道センターのニュースディレクターとして船を追うTV 記者・上野舞衣(うえの まい)役には、映画やドラマで確かな演技力を発揮する桜井ユキ。

<桜井ユキ(上野舞衣役) コメント>

初めて脚本を読ませていただいた時に感じた、得体の知れない焦燥感のような感覚は忘れられません。
ですが、完成した本編を観終えた時、それらの感覚が何だったのか、初めてしっかりと向き合えたような気がしました。演じさせていただいた上野という記者の行動は、きっと知る術もなく不安に駆られていたあの時の多くの方々の感覚に近いものがあるのではないかと思います。
あの船で起きていた出来事に1 人でも多くの方に触れていただきたいと思っています。

6歳の息子と乗船した母親・河村さくら役には、実力派俳優の美村里江。

<美村里江(河村さくら役) コメント>

医学博士の夫が災害救助の仕事を長くしていたこともあり、新型コロナ関連の情報は当時まめに追っていた方だと思います。それでも今回の脚本で知ったことも多く、特に船内の模様は「人間とは何か」考えさせられました。
また個人的に、映る度に内容が変わって刻々と変化していく”現場感”溢れるホワイトボードにグッときました。各所の丁寧な画作りに誘導され、「あの5 年前の渦中」の最深部への没入をご体験頂ける作品です。

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