上野(桜井)の上司で、世論を煽り過熱報道を続ける中央テレビの報道責任者・轟役には日本映画界を代表する名バ
イプレイヤー光石研。

<光石研(轟役) コメント>
撮影現場では、スタッフの皆さんの丁寧なリアリティーある造り込みに後押しされ、集中して演じることができました。試写で初めて自身の出演シーン以外を観たのですが、出演者それぞれに突きつけられる現実、選択を迫られる事態に、ハラハラさせられました。
あの時、それぞれの場所でどんな事が起きてたのか。多くの方々に観ていただき、知ってもらいたいです。
さらに、下船した乗客の隔離を受け入れる病院の医師・宮田役には、作品ごとに異なる顔を見せるカメレオン俳優の滝藤賢一が出演。

<滝藤賢一(宮田役) コメント>
自分が生きている中で、これほどのパンデミックを経験することは、後にも先にもないかもしれない。あんなに恐ろしい思いをしたのに、もう自分の中では終わっている…。
忘れてしまっていることに身の毛がよだちました。この作品に参加できたことは私の誇りですし、後世に残さなければならない映画だと強く感じます