さらに、スケジュールの都合で欠席した三木監督からは、中島へサプライズでノートと花束が贈られた。花束は映画に登場する「蒼龍戦記」のダークブルーをイメージしたもので、miletから中島へ手渡された。

「蒼龍戦記」にも出てくるノートには監督から中島へのメッセージが綴られており、風吹が代読。「いつも求められる期待を超えて応えようとする」「自分に課したハードルを、泥臭く苦しみながらも必ず超えてくる」と中島の真摯な姿勢を称賛し、「周りを幸せにするのは簡単じゃない。でもその喜びを胸にさらなる高みを目指し続ける中島健人は天性のエンターテイナー」と賛辞を送った。そして、これからの活躍に期待を寄せ、再び共に作品を作ることを願う言葉で締めくくられた。

中島は、尊敬する監督からのメッセージに感激し、最高の幸せを感じると語った。

最後に、miletは「三木監督による最新作、そこに参加させていただいて本当に嬉しいという気持ちでいっぱいです。そして今日無事公開初日を迎えられて感無量です。私の初めての演技の挑戦でもありますが、この船に乗りたいと思わせてくださったのも三木監督やリク君や他の皆様のお力があったからだと思います。とても支えられてできた、完成された作品だなと感じています。この作品を観てたくさんの形の愛があると思いました。恋人だったり、家族だったり、そしてお仕事だったり、色んな愛の形があっていいんだと思わせてくれるし、何より今未来は変えられる、今から未来は変えられるんだってそう強く思わせてくれる作品だと思います。そして自分の足で変えていける未来に感謝して、私も生きていきたいなと思いますし、皆さんにもそう思っていただけたらとっても嬉しいです。この映画たくさん愛していただけると嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」という力強いメッセージを観客に送った。

中島は「本日はこのように華々しいスタートを全員で切ることができて心より幸せに思っております。とにかく僕は10作目の出演作品として、この映画に今まで以上の熱量をかけてきてはいたんですが、現場で皆さんと演技、そして色んなお話をセッションしていくうちに、本当に大切なことって何だろう、演じる上で映画を撮る上で、もしかしたら自分自身の心をしっかり投影することがこの映画の正解なのかもしれないという風に気づき、この映画を完成させることが皆さんと一緒にできました。本当に今日この映画を観た後、明日もっとこうしてみようかな、そういう事に気づかせてくれる映画だと思います。そして周りの忘れかけた大切な何かを思い出させてくれるような映画にもなっていると思っています。この映画がもっともっと多くの方に届くことを願いつつ、僕もですね、そして皆さんもですね、この映画を通して忘れてはいけない何か、そしてありふれた中に実はずっと側にいてくれる何かの愛情をですね、しっかり掴み続けていただけたらなという風に思っています。本日は皆さん本当にありがとうございました」とメッセージを送り、舞台挨拶は幕を閉じた。

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