この日は、作品にちなんだ5つの質問に、押井監督と大塚さんが回答する〇×クイズを実施!「20年前に戻れるとしたら戻りたい?」「義体化したいか?」という質問に、大塚さんは「条件付きで。中身、経験値はこのままで肉体だけ若くなりたい」と語り、押井監督も「同じです。頭の中身はいまのままで義体化したいです。あの歳(20年前)の自分に戻りたいとは全く思わないです」とうなずく。

「自分を動物に例えるなら、やはり犬だと思う?」という問いには、押井監督は「やはり犬ですよね、最近、猫が大好きで、猫の良さがわかってきたけど、最後は犬を選んじゃう。最後に目をつぶる時は犬がそばにいてほしい」と語る。一方の大塚さんは「×」の札を掲げ「犬は好きなんですけど、自分を鑑みるに犬じゃないなと思います」と笑う。

「作品の中で自分に似ていると思うキャラクターがいる?」という問いに対し、意外にも押井監督の答えは「×」。「『攻殻機動隊』シリーズに関して言うといないですね。監督って、だいたい(作品の中に自分を投影したキャラクターが)いるもんなんですけど、この2作に関しては、しいて言うなら荒巻かな…? どこかで眺めてる人間で、行動する人間じゃないんですね。『パトレイバー』なら後藤さんとか。素子とバトーは、どちらも僕と違うタイプの人間です」と語る。一方の大塚さんは「『バトーじゃない』と言うのはないんじゃない(笑)?」とニヤリと笑みを浮かべて、あの渋い声で「バトーです」と語りファンを喜ばせた。

そして、最後の質問「『イノセンス』の続編を作ってほしい? 作りたい?」に対して、押井監督は「条件付き」と断りつつ、共に「〇」の札を掲げ、客席からは期待と喜びの込められた熱い拍手が! 押井監督は「3本目をやりかけたこともあるし 諸事情があって形にならないけど、まだやり残したことがひとつだけあるので、それがやれるなら」と意欲を口にする。ちなみに“諸事情・条件”の詳細に関しては「それを言っちゃうと、なるものならなくなるので…」と言葉を濁したが、大塚さんは押井監督の思いを受け、観客に向けて「みなさん、地元で『続編を観たいよな…』とぜひ伝道師、宣教師として、使命感を持って、これからの日々を生きていってください!」と呼びかけた。

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