<原案・脚本・プロデュース:岡田道尚 コメント>
原作モノといった企画ありきの映画でなく、完全オリジナル脚本による映画で世界を唸らせたい。その想いで『#マンホール』に続き挑んだのが本作です。端緒は2023年夏。『⽣成AIに完全犯罪を作らせたらどうなるか?』。その⼩さな思い付きが全ての始まりでした。当初は⽣成AIのテクニカルな⾯を物語の中⼼に捉えていましたが、それでは⽣成AIの本質には迫れないと感じ、⽣成AIが⼈間に及ぼす影響や⽣成AIの持つ“怖さ”をテーマに脚本を練り上げて⾏きました。ギャガの松下さんと四苦⼋苦しながらも、『宇宙を駆けるよだか』で共闘した重岡⼤毅さん、『ミステリと⾔う勿れ』で⼀⽬惚れした原菜乃華さん、熱望した両名に加え、若き優秀なスタッフが続々と集結。勢いのある良質なサスペンスに仕上がったと⾃負しています。
<監督:近藤亮太 コメント>
『5秒で完全犯罪を⽣成する⽅法』は、予想不能な展開が次々と⽣まれるユニークなサスペンスです。⻑編映画をまだ1本しか撮っていない私にこんな刺激的な企画が舞い込むとは想像もしておらず、驚きと喜びでいっぱいでしたが、とにかく複雑な脚本に真正⾯から向き合い、精⼀杯挑みました。
重岡⼤毅さんは座⻑として現場を常に盛り上げ、キャスト・スタッフ全員に気を配り、本番では圧倒的なエネルギーと感情を爆発させてくれました。そして原菜乃華さんは、揺れ動く繊細な⼼情を驚くほどの演技⼒で丁寧に表現し、その集中⼒に何度も圧倒されました。
このお⼆⼈に恵まれたことを⼼から光栄に思います。監督として彼らの素晴らしいパフォーマンスを収められたことが、何よりの喜びです。ぜひその姿をスクリーンで⽬撃してください。
<プロデュース:松下剛 コメント>
原案の岡⽥さんと共に、⼀⾔で世界中に伝わるシンプルでユニークなアイディア勝負のオリジナルストーリーを作る、というコンセプトで企画開発がスタートし、市井の兄妹による⽣成AIを使った完全犯罪計画に辿り着きました。⽣成AIは今誰もが使ってますが、メカニズムの理解も要さず、⽇常⽣活への浸透度合いも⼈それぞれで不安定な踊り場にあるように感じ、潜在的不安がある今こそが物語の中で取り扱うチャンスだと考えました。しかもこの状況、世界同時に起きているので、⽇本発で世界に発信できる可能性を感じています。
ー 重岡さん・原さんの起⽤理由について
<重岡さん>
10年前『溺れるナイフ』に出演いただいて以降、重岡さんの持つ⼆⾯性に惹かれていました。グループ活動で⾒せる満⾯の笑みに代表される愛嬌たっぷりの表情と、⼀⽅でお芝居の中で時折⾒せる何かを内に秘めたクールで物憂げな表情。
本作の主⼈公初海航は、妹思いの好⻘年です。特別な能⼒もなく、何かの専⾨家でもない彼が妹のために⽣成AIを頼りに完全犯罪を計画し、実⾏していきます。つまり、⼈情味のある犯罪者が本作の主⼈公です。この主⼈公が持たざるを得なかった2つの顔と、重岡さんが持っている笑顔とシリアスな顔が⾃然と浮かび、重岡さんなら説得⼒があると思いました。
<原さん>
この物語は、妹の幸来に起きた出来事からすべてが始まります。観客が航の⽬線で物語を体験していく際に、そんな無茶な⾏動を取らずにいられない説得⼒が幸来という存在に必要だと考えました。考えてみると結構ハードルの⾼いことのはずですが、実際は、原さんしかいないと⾃然と思い⾄りました。⼥優としても声優としても活躍されている原さんですが、オファーした直感的な理由は「お兄ちゃん!」と兄を呼ぶ声のイメージが余りにピッタリ合致した、というのが偽らざる理由です。