全編が幽霊視点。幽霊がその場所に在り続ける様を追体験。その異様な試みの結果、カメラワークそのものに愛着が湧くという摩訶不思議な気持ちを味わえた。お化け目線で見る心霊現象はかなり新鮮。これぞ死後VR。
―― 人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

“ソダーバーグ監督の挑戦状”的ホラー映画、全編が幽霊目線で展開、しかし幽霊が誰かも分からずに感情移入の先を探して観客の心がグラグラ…残酷な迄に人間の”多面性”をゴロリと提示、怖いのは人間か幽霊か?そりゃ●●でしょ…超考察系ホラー映画でもあり、観る度に”目線の正体”が変わる…!
―― 末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)

自分自身への上書きをくりかえすかのように多作に励む幽霊のごとくつかみどころのない作家スティーヴン・ソダーバーグ。
その新作はファウンド・フッテージの設定を使わずにファウンド・フッテージの成立を目ざす野心的試みである。
―― 阿部和重(作家)

必ず二度観たくなる。死よりももっと怖いものが待ってる。ホラー映画の概念を変えてしまう、恐ろしいほど深い余韻で心を支配する映画だ。全く観たことのない新しい映画体験に出会えることを保証する。死ぬのが怖い…
―― DIZ(映画アクティビスト)

ホラーというジャンルがよりセンセーショナルなものとなり、あるいは鋭く政治化している昨今。ある一軒家から出られない、幽霊の一人称視点で描かれた、このミニマルで実験的な作品には、かえって迫力がそなわる。幽霊の使命、家族の不和、少女たちの死……、いくつかの謎が解けるその瞬間、そこにはカタルシスがある。
―― 川口ミリ(ライター・編集)

幽霊が悲しいのはしゃべれないからじゃないでしょうか。人間も、なにを言えばいいのかわかっているのに、それをちゃんと言葉で伝えられないのが悲しいところです。「プレゼンス 存在」はそういう映画じゃないかと思いました。
―― いがらしみきお(漫画家)

1 2

3

4 5

RELATED

PAGE TOP