
<野間口徹 コメント>
僕が演じた「エジソン」は、ある理由で研究が頓挫してしまい、お金が必要で「ミステリー・アリーナ」に参加している科学者です。
脚本は「どっちを主軸にして読めばいいのかわからん……」と思いながら読み進めていました(笑)。2つのお話が行ったり来たり連続していくので、こうやってつながっていくんだと驚きがありました。
僕ら小劇場の人間からすると唐沢さんは大スターなんです。撮影現場でも「唐沢さんだ…!」というすごくミーハーな気持ちで、解答者ブースでクイズに参加していました(笑)。唐沢さんとこんなにも長い時間過ごせることが自分の人生にはないと思っていたので、すごく幸せでした。
今回、堤監督の作品に初めて参加させていただいたのですが、監督はアイデアがずっと浮かんで止まらないんだと思うんです。面白いアイデアが常にあふれていて、それをどの程度言葉にしているのかがわからないくらい、とても足し算の楽しさを存分に味わってる監督だと思いました。
キャラクターの個性が大渋滞していて、何が本筋かわからない、ミステリーがどっちなのかわからないのがこの作品の魅力。ぜひ劇場に確かめに来てください!

<玉山鉄二 コメント>
「レジェンド」は文字通り“伝説の男”であり、「ミステリー・アリーナ」の優勝経験者。この作品の“ツカミ”の部分でキャラクターとしてはかなりハードルが上がっているので、自分の中でレジェンドをどうサプライズできるか、お客さんたちがクスっとできるかを狙ってがむしゃらに演じました。
原作や脚本では、読者(観客)を惑わす感じが絶妙に表現されていて、その中で各キャラクターの個性が立っていて、バランスがとれた作品になっている印象を受けました。
唐沢さんは、子ども頃から憧れの大先輩なので、同じ時間を同じ空間で過ごせているだけでも幸せで、カメラが回っていない時もずっと見ていました。必死に動いてしゃべって踊って…なかなか見られない唐沢さんを見ることができて、とても新鮮で有意義な時間でした。
監督とは衣裳合わせのときに「レジェンドは自信をもっているけど、ちょっと抜けた部分もある。その抜けた部分がクスっと笑えるキャラクターだといいですね」というお話をいただき、その言葉をどんどん膨らませていきました。ウザいけどちょっと愛くるしいようなキャラにしたいと思って、自分の中のブレーキを外して、思いついたことを全部やってしまおうと演じました。
今回、原作、脚本も素晴らしいですし、それぞれのキャラクターもたっており、考察しながら楽しめる作品です。ぜひ、劇場でご覧になってください!

<浅野ゆう子 コメント>
私の演じる「あのミス」は、遡ること40年前に大ヒット作を出したものの、それ以降はヒット作に恵まれておらず、自分の作家人生を賭けて「ミステリー・アリーナ」に挑戦するというミステリー作家です。ここでもし正解すれば、新たな光に当たることができるんじゃないか? と期待をして参加をしています。
あらすじを読ませていただいて、よく考えられた今までにない、並のミステリーではないなという印象でした。その後、原作読ませていただいて、綿密に組み立てられた、今まで読んだことがないタイプのミステリー小説でびっくりするとともにすごいなと感動しました。これまで2時間ドラマで参加したミステリーやサスペンスにはない新しい世界だったので、とても刺激的で新鮮でした。映像化不可能と言われていたこの作品を、堤監督の手で映像化されるということが、いち視聴者としてワクワクしています。
唐沢さんとは久しぶりにご一緒させていただきましたが、監督の言葉を受け取って、それをご自身のものにしてアレンジするまでのお時間が早くて、本当に器用な方だなと。だからこそ、どんどん面白くしていこうというのが見えてきて、すごい方だと改めて感じさせていただきました。共演したみなさんもおひとりおひとりが素敵で、当て書きなんだろうかと思うほどぴったりのキャラクターの仕上がりになっていて楽しく撮影に臨みました。
かつてないスピード感と盛り上がりを持った作品です。ミステリーという一言では片づけられない作品になっています。こういうことが映像で出来てしまうの? こういう話の展開にもっていけるの? と見どころ満載で、もしかしたら目を閉じている暇がないくらいスリリングな作品になっています! 私もみなさんと同じようにいち観客として、とても楽しみにしております! ぜひ劇場でご覧になってください!