ー 天然の⼈を演じるのは⼤変なのではないかと思いますが、居酒屋で佳奈をヒヤヒヤさせるシーンは、塩梅など⼯夫したところはありますか?

あのシーンの孝明は、リアルであれば100%ヤバい⼈なのですが、興味があることがパッと舞い込んだ時に、興味の対象をぽんぽん変えることによって、チャーミングさと天然っぽさが出るかなと思いました。⽬の前で起きたことに100%全⼒で向かっていく感じを出しました。

ー 撮影のエピソードはありますか?

ファーストシーンの保険屋さんが来ているシーンの後半に登場するのですが、スモークを焚いたり、作り込んでいたので、このライティングとこのカメラワークなら、この映画は成功するなと思いました。

ー 上映された映画祭には⾏きましたか?反応はいかがでしたか?

北海道国際映画祭に⾏ったら、めちゃくちゃ反応が良かったです。観客賞を受賞したんですけれど、監督と実倉さんと3⼈で登壇したら、皆さん実倉さんに「かわいいわね。あゆみと全然違うわね」と僕をスルーしていました(笑)。熊切和嘉監督に、「役者みんな上⼿いね。どこで集めてきたの?」と⾔っていただくなど、審査員の監督⽅からもお褒めの⾔葉をいただきました。

なかのZEROホールでの上映の反応も良かったです。それまではシネフィル向けの作品だと思っていたんですが、中野の上映も北海道の上映も、幅広い⽅の感触が良かったので、安⼼しました。

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