この度、主演の伊集院香織(みるきーうぇい)のオフィシャルインタビューが届いた。

ー 本作岡本監督との出会いをお教えください
markets[ ]のMV撮影にバンドの方からお誘いをいただいて行って、岡本監督に出会いました。そのMVがカッコよかったので、自分のMVも撮ってもらったりして、最初はMV監督として出会いました。
ー 本作では主演と聞いて、どう思いましたか?
「えっ、やりたいやりたい、絶対やる!」っていう気持ちでした。例えばですけれど、全然知らない監督の方からオファーがあったら違ったかもしれませんが、岡本監督の人柄など知っているので、楽しいだろうなとワクワクの方が大きかったです。
ー 演じた珠はどういう人物だと捉えましたか?自分と同じところ、違うところはどこですか?
オタク精神など、珠は自分と近いところが多いです。“推し”と映画館の支配人の二人が神様で、それ以外の世界は珠にとってはあまり面白くないもので、推しが生きがいというところが近いです。珠と違うところは、昔の自分と近いと思います。学生時代一人ぼっちの時は、友達っていうものがよくわからなかったし、友達ができたと思っても、孤立しちゃったりということがありました。今は自分から友達って言ったら友達になってくれることが多いなと思っています。向こうが友達と思っていなくても、こっちが友達って言ったら、嫌な気持ちにはならないなと思うから、「友達ってよくわからない」という気持ちは、過去の自分とは似ているけれど、今の自分とは違うと思います。
ー 過去のシーンではいじめのシーンもありましたが、共感しましたか?
あんな感じだったんで(笑)。結構その時の気持ちをフラッシュバックさせるような気持ちでやりました。当時のことはもう乗り越えているので、思い出してイラつくことはあっても、思い出してすごく落ち込むことはないです。
ー 何を心掛けて珠役を演じましたか?
オタクで陰キャなので、はっちゃけすぎるのも違うという感じが自分の中であって。あくまでもオタクで陰キャで自信があまりないというところが自然な感じになればなと、「自然」というのは意識していました。
ー 監督とは撮影前にどのような話をしましたか?
ギターの話ばっかりしてて(笑)。今日の天気の話みたいな感じで、ギターの話ばかりしてます。