ー ギターバトルのシーンでは、監督から何かリクエストはありましたか?

音源はもらってたんですが、「かっこいいことはわかっているので」とおまかせな感じでやらせてもらいました。

ー 伊集院さんにとって神様はどなたですか?

BUMP OF CHICKENの藤原基央さんです。私にとっての神様は、バンドのボーカリストが多くて、後藤まりこさんもその一人です。自分が仕事も恋愛もダメダメで、絶望してしまって、生きるか死ぬかという状態だった時に、後藤まりこさんの「4がつ6日」という曲を狂ったようにリピートして聴いていて、その曲がすごく好きでライブを見に行ったら、ライブも素晴らしかったです。ライブ後に後藤さんがお客さんにハグをしていて、自分もハグをしてもらった時に、「生きててよかった、頑張って生きよう」と思ったので、命の恩人です。

ー 後藤まりこさんと共演できると聞いて、どう思いましたか?

最初は「主人公を演じてほしい」と言われて、「嬉しい」、「後藤さんも出るよ」「わー嬉しい」くらいで、ここまで自分の気持ちとリンクしている作品だと思っていなかったので、「撮影が被ったらいいな〜。わーい」っていう感じでした。脚本を読んで、「(自分にとって“神様”という関係性)そのままだな」と思って、自分の気持ちを投影しようと思いました。

ー 後藤まりこさんと実際共演していかがでしたか?

自分が音楽をしているのは、憧れの人たちみたいになりたいっていう気持ちだったので、手を伸ばすシーンは、そこに引っ張り上げてくれる感じが感動ですし、(後藤さんの方が小柄ですが、)力があるように感じて、いい意味で「勝てないな」と思って、まさに“憧れ”です。

ー 津田寛治さんとのお芝居はいかがでしたか?

いらっしゃった瞬間から心が開けるようにしてくれていたのかなという印象があります。私もさすがに緊張していたんですが、津田さんはもちろん偉そうにするでもなく、対等に接してくれている感じで、おかげで演技ってなった時は、緊張しなかったです。珠は支配人に対して甘えている感じがあるなと思っていたんですけれど、そんな感じで入っていけました。

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