この度、解禁されたのは、主人公のロビー・ウィリアムスと、1990 年代にUK ポップアイコンとして一世を風靡したガールズグループ:オール・セインツのメンバー、ニコール・アップルトンが、恋に落ちていく様子を描く「She’s The One」のミュージカルシーン。

南フランスを舞台にした大晦日の船上パーティーにて運命的な出会いを果たすロビーとニコールが魅せる、美しく優雅な歌唱とダンスには思わずうっとり。製作チームはこの幻想的でエモーショナルな本シーンを撮影するために、約2ヶ月もの間、24時間体制でセットを組み立て、スタジオに“スーパーヨット”を建造し、本作最大規模のセットを用いて撮影したそう。広い船上を大胆に駆け巡り、パ・ド・ドゥと呼ばれるバレエダンスを複雑な動作やリフトを交えながら優美に踊り惹かれ合う2人の姿は、観客もロビーとともに恋に落ちたかのように心つき動かされる。

本映像内の 「She’s The One」をはじめ、劇中に登場するロビーの楽曲のほとんどは本作のために再レコーディングされているのだが、それらはどれも、チャート上位にランクインしてきた大ヒット曲で多くのファンに知られているため、新バージョンはストーリーに貢献しつつも、オリジナルから大きく逸脱することがないようなバランスが求められた。マイケル・グレイシー監督は「歌詞は一切変えていませんが、ロブが経験したことが観客の心により深く伝わるよう、曲の歌詞に重点を置いています。ストーリーをそれぞれの曲の歌詞を通じて物語を探求したり、それを補完したり、ベースにしたり、あるいはその瞬間を引き立てるようなプレイをする必要がありました」とミュージカルシーンを演出する上でのこだわりを振り返る。

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