実際に、1999年にロビー・ウィリアムス自身がリリースした「She’s The One」と比較すると、劇中で使用される本楽曲はニコールの声も合わさることで、よりダイナミックな印象を感じられる一方、原曲から感じられる何処とないもの哀しさを内包する印象を持つ。ロマンチックな出会いに胸を高鳴らせるふたりを待ち受ける、順風満帆とはいえない未来をも想起させる、監督の演出手腕が光る仕上がりだ。

監督の前作『グレイテスト・ショーマン』からの再タッグとなった音楽スーパーパイザーのジョーダン・キャロルも「彼は驚異的なビジュアルと心の琴線に触れるシーンを作り出す天才なのです。音楽とビジュアルの相乗効果を求めている。一音一音を大事にしながら、音楽からも物語を描いていく彼の仕事はとてもやりがいがありました」と監督の仕事ぶりを評価するように、 「She’s The One」を通してロビー、そしてニコールの劇的な物語が描かれていく。

本編映像はこちら https://youtu.be/VHR9wvAEEqQ

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