ー 演じた佳奈については、どのような人物と捉えましたか?

佳奈は、今をしっかり生きている人という印象です。過去のことは振り返らず、悲しかった出来事もしっかり自分の胸に留めて、前を向いて今を生きようとしている女性だと捉えています。自分のやりたいことがしっかりあるので、そこを大事にしつつ、自分の今の欲求に正直な人という捉え方をして、自分と重ね合わせながら、考えて演じました。家は親から譲り受けて住んでいて、ちょっと余裕がある家庭という認識です。

ー ギターの弾き語りの配信のシーンやバイト先のシーンなどがあったので、佳奈の日常は想像しやすかったのでしょうか?

そういう要素があることによって、佳奈がどういう人間なのかだとかアプローチはやりやすかったです。観客がどういう人なのか想像しやすくなるシーンが何個かあると思います。配信のシーンは、TikTok を見て、真似するようにしました。バイト先のシーンは、本心を語れる仲のお友達との関係性を大事にして、その場の会話を楽しむということに重きを置きました。夫とのシーンは、卯ノ原さんがリードしてくださる方なので、受けるだけでした。“夫を甘やかす”ということを大事にしました。

ー 居酒屋のシーンでは孝明にヒヤヒヤさせられたと思いますが、ツッコミの塩梅など工夫したところはありますか?

あそこは難しかったです。めっちゃコメディにはしないようにしようと思いました。

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