
<宮沢氷⿂ コメント>
初めて脚本を拝読した時からニ⼈の佐藤さんの関係がどこかシュールで、でもリアリティに満ち溢れていて引き込まれました。
岸井さんとは初めての共演でしたがとてもチャーミングな⽅で、撮影初⽇からお互い⼼を開いて、タモツとサチをしっかりと演じられたと思います。
天野さんはとても柔軟な⽅で、スタッフや役者と意⾒を交換しながら撮影を進められたので、共に作り上げた感覚がとても強いです。
夫婦であっても、苗字が同じでも、やはり他⼈同⼠。そんな⼆⼈の歩む⼈⽣をぜひご覧頂ければと思います。
<STORY>
佐藤サチ(22)は、ダンス好きの活発なアウトドア派。佐藤タモツ(23)は、正義感の強い真面目なインドア派。正反対な性格だがなぜか気が合い、程なくして付き合い同棲を始める。そして5年後。弁護士を夢見るタモツは、司法試験を受けるが不合格が続く。しかし諦めずまた挑戦したいというタモツを応援するサチ。 会社員として働いていたサチは、 一人孤独に頑張るタモツを助けようと、一緒に勉強をはじめる。
数年経ってもタモツは相変わらず不合格だった一方、サチが司法試験に受かってしまう・・・ 申し訳ない気持ちのサチと、プライドがズタズタのタモツ。そんな中、サチの妊娠が発覚!ふたりは結婚することになる。
産後すぐに、弁護士として働き出し忙しい毎日を過ごすサチに対し、 タモツは、塾講師のアルバイトをしながら家で息子の世話、その片手間に司法試験の勉強をしているので全く集中できずにいた。そんな生活の中、忙しいサチが息子の支度を忘れたり、家でのだらしない姿にタモツはイライラが募る。 育児に対する考え方も全く違うふたりは対立し、次第に絶妙に保たれていたはずのバランスが崩れ始め・・・・?