また、映画監督・山崎貴やこがけんをはじめ、家の一角を定点観測する本作に因んだ窓や建築のスペシャリストまで、各界の著名人総勢19名からの応援コメントが到着。
全編ほぼ定点撮影とかマジかよ…凄すぎるぜ、ロバート・ゼメキス…。そして描かれるのは“壮大な家族の物語”だ。大胆な挑戦と、繊細な物語。映画の魔法をふんだんに詰め込んだ素敵な傑作!
赤ペン瀧川(映画プレゼンター)
いつだって、選ばなかった道がある。
喜びも後悔もひとまとめで自分の人生であり、選んだ道こそが正しかったと、この映画の主人公である、うつろいゆく“家”は静かに語りかけてくれた。
赤山恭子(映画ライター)
リビングに固定された視点。
その位置は決して変わらない。
だが、空間にフレームを出現させながら、
異なる時間をコラージュすることによって、物語が重奏化していく。
五十嵐太郎(建築史家,東北大学大学院教授)
太古からコロナ禍までをつなぐフレームが映すもの。それは愛も幸福も価値観もすべてが変わりゆくということ。壮大な時の流れを前に、人の営みなど無数の泡沫にすぎず、いつか必ず消える。その残酷な理があるからこそあらゆる瞬間が尊いのだと、このドラマは悠然と物語っている。
ISO(ライター)
ちょっと待ってほしい、こんなにすごい映画だったとは…!“観る”ではなく“一生”を生きる体験だ。カメラは固定されビタッと動かないが、時代と空間が動き続ける。ゆえにダイナミズムがすさまじい。観客の脳のヒートマップは、あちこちが真っ赤に光り続けるだろう。あなたはこれから、人生を駆け抜けることになる――忘れられない104分間。幸福に包まれるラスト。
映画.com編集部