香川は前作『宮松と山下』に続き、監督集団「5月」と再びタッグを組んだ。今回は佐藤雅彦氏が参加せず、関、平瀬両監督による体制となったが、香川は「5月の3人体制での映画制作は、本当に刺激的で豊かな経験でした。今回はお二人の監督ということで正直少し物足りないかな、とも思いましたが(笑)、そんな心配は無用でしたね。二人の発想力と情熱に圧倒され、とても楽しい現場でした」と振り返る。そして、本作でセリフが少ないながらも主演を務めることについて、「5月は、主役なのにセリフが少ない台本を書く天才なんです(笑)。少ないセリフで主演をやらせていただき、本当に感謝しています」とユーモアを交えながら語り、「少ないセリフであるがゆえに、僕が演じた様々な人物が何を考え、何を企んでいるのかが、より謎めいて、このドラマの大きな骨幹となっていると思います。ぜひその部分に注目して見ていただきたい」と、本作の魅力と見どころを力説した。

関監督は、香川へのオファー理由について「企画段階から香川さんの顔が浮かんでいました。『宮松と山下』での経験もありましたし、香川さんなら毎回違う口調、違う癖、違う表情で6つもの全く異なる人物を演じ分け、それだけで画面に強烈なインパクトを与えてくれると確信していました」と明かした。

平瀬監督も「前作でご一緒させていただいたことで、香川さんの演技力、表現力の幅広さを改めて認識しました。今回のような特殊で難しい役どころは、香川さん以外考えられませんでした。安心して、というよりも、一緒に作品を作り上げていくことができるという信頼感がありました」と付け加えた。

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