作品にちなみ『映画館で映画を観ることの魅力』を聞かれると、監督は「暗闇の中で大勢の⼈が一点を見つめる異様な空間なんですけど、自分を見る鏡のようでもありますよね。 “あした”に出会える不思議な場所だと思います」と話す。峯田は「携帯の電源も切って、知らない⼈たちと一緒に作品に向き合って『こんなところで笑うのか』とか、自分と世界を共有できる特別な場所。映画館を出た後、同じものがいつもと違って見えたり、そういうのが好きなんですよね。スマホで観るのもいいんですけど、映画館で観るのはやっぱり特別」と熱弁。染谷は「映画を観に行こうと思った瞬間から映画が始まっていて、映画を味わって、外に出たら景色が変わっている。ずっと続いていく感じがします。このハコがあるから始まれて終われる。それをひっくるめて体験できる贅沢な空間だなと思います」とコメント。夏帆は「劇場で映画を観ることって単純に楽しい遊びだなと思っています。見ず知らずの⼈と同じ作品、同じ空間を共有することもそうですし、流れてきた予告で新しい作品に出会える。映画館でしか出来ない体験がいいなと思っています」とそれぞれの視点で魅力を語った。

最後には、染谷が「この作品は失いながらも何かを得て、失ったことで続いていける、そしてそこに終わりがないというこの映画にしかない唯一無二の希望があると思います。それをぜひ味わっていただけたら嬉しいです。ご飯を食べると身体の栄養になるように、映画は心の栄養になると思っているので、ぜひその栄養をもらっていただけたら幸いです」とアピール。峯田は「僕は⻘⼭監督からオファーが来てやりますと言ってからお会いできないままだったんですが、甫木元監督がやるということで、撮影から約1年経ってようやく世に放たれることがうれしいです。普段⾳楽をやっている自分に機会を与えてくださって、言葉が見つかりません。」、夏帆は「みなさんがどんな感想を持たれるのか、どのように受け取るのかが楽しみです。映画ってやっぱり素敵だなと思う瞬間が撮影中もたくさんあったので、みなさんもぜひ素敵な映画体験をして劇場をあとにしていただけたら嬉しです」と語った。

そして最後に「終わりがあるから始まりがある、ということが⻘⼭さんの脚本を読んで一番感じたことでした。バウスシアターに行ったことない⼈も、友⼈や家族を重ねて感じ取ってもらえたらと思います。⻘⼭さんの企画書の最後に“世界中の映画を愛する友⼈たちに、語りかけるように映画を作りたい”といったことを書いてらしたので、スタッフ・キャスト、映画が好きな⼈たちと作りました。この映画を観た⼈たちが少しでも何かを持ち帰って、またこの映画を誰かに語りたくなるような、そんな映画になれたらいいなと思います。」と監督が締めくくり、公開初日舞台挨拶は幕を閉じた。

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