本作に新人俳優×実力派キャストが出演!

繊細でありつつ、強いまなざしを持つ主人公・ソヒを演じるのは、圧倒的な透明感を放つ新人俳優、恒那(はんな)。250人のオーディションから選ばれ、本作が映画初主演となる。自身も在日コリアンのルーツを持つ中で、外の社会と出会いながら、分かり合えない父、ルーツへの戸惑い、そして思春期の揺れる心と向き合っていく少女の姿を、みずみずしく、そして静かな強さをもって、描き出した。



本作を構成する重要な要素のひとつが〈朝鮮舞踊〉。ダンスやバレエなど、これまで踊りを一度も習ったことがなかった恒那は、プロによる指導の元、1年にわたる稽古を重ねて撮影に挑んだ。民族の歴史や伝統を宿す朝鮮舞踊。その表現と向き合うソヒは、ただ純粋に踊りに没頭している。一方でそれと同時にその舞は、社会から向けられる視線や自らのルーツへの戸惑いと静かに重なり合っていく。朝鮮舞踊はソヒの波立つ内面を映し出すように、物語に確かな躍動感をもたらしていく。「この新しい経験が自分の成長にもつながった」という恒那。作品の中のソヒとともに成長していった逸材に注目。

主人公ソヒの父・サンジュを演じるのは井浦新。資金繰りの厳しい朝鮮学校の校長役として登場する。学校を守らなければいけない立場でありながら、ひとりの父親として家族を支えなければならない。祖国や学校に対する価値観を娘のソヒと分かり合えないことに割り切れない思いを抱えている。

ソヒの母・ミリョンを演じるのはモデルとしてデビューし、俳優としても数々の作品で活躍する市川実和子。そして朝鮮舞踊部の先生役を演じるのはちすん。自身も朝鮮学校出身で小学4年から9年間、朝鮮舞踊に青春を捧げてきたちすんが、舞踊経験者だからこそできる、厳しくも暖かく舞踊部員を指導する先生を演じ上げた。

そして朝鮮学校の担任・ホン先生役は、国内外でその存在感を加速させる笠松将が演じる。新鋭監督、新人俳優の元に、実力派俳優陣が集結し、ソヒとその周りにある日常が、深く温かく描かれていくー。
