
暮土真琴役のぽてさらちゃん。はシンガーソングライターでありながら、本作ではミュージシャン役ではなく、珠のバイト仲間役。ミニシアターの支配人役の津田寛治がインタビューで、ぽてさらちゃん。のことを『すごい女優さんだなと思っています。本作でもすごくいいです』と絶賛していた。ぽてさらちゃん。は、「嬉しいの一言しかないです。その津田さんのインターネットのインタビュー記事を、スクショして何人かに送りつけ、ツイートに貼り、毎朝上がるようにリツイートを繰り返して、ダサい感じで喜びを表しています」と自分で暴露。
「津田さんとは、岡本崇監督の別作品(2022 年の『君の僕の詩』)で福井駅前短編映画祭に出させてもらった時にお話ししていて、その時に賞をいただいて、厚かましいことに、監督にも津田さんにも『津田さんと一緒にやりたいです!』と言っていました。対面でお話しするシーンで叶えてもらったので、ありがたかったです。これから活かしたい経験になりました」と共演に至るまでの経緯を話した。

草薙凪子役の下京慶子は、岡本監督の前作『ディスコーズハイ』で演じた別久花もバンドのマネージャー役で、本作で演じた草薙凪子役もバンドのマネージャー役。「前作と衣装も髪型もヘアメイクもほぼ同じで、『どういうつもりでやったらいいでしょう?』と聞いたら、『自由に、いつもの感じで』と言われたので、自分の中ではパラレルワード的なつもりでやりました。マネージャーは実際に担当のバンドが変わったりすると思うので」と話した。
下京は、「岡本崇組と、この作品のファン」とコメントを寄せていた。本作の魅力を聞かれ、「前作からなんでこんなに情熱を持ち続けて創作ができるのか不思議なぐらい岡本監督が持っているパワーが、企画から編集から(公開初日の)この日までずーっと落ちずに駆け抜けるんです。それがスクリーンを通して観客の皆さんに伝わるのではないかと一ファンとして信じている部分があるので、それぞれの思いが届いて、どんどんどんどん広がったら嬉しいなと思っています」と話した。
最後に監督がキャストとスタッフを代表し、「音楽映画として銘打っているので、演奏シーンはしっかりやっています。バンドシーンを演じているのが一人残らずミュージシャンなんです。いつも通りバンドマンが魂を削ってライブをやっているのが収められているので、嘘のない本物が収められています。また、ミニシアターの話も進行していくんですけれど、皆さんが観ているスクリーンでクライマックスで起こるシーンを追体験していただけるような仕掛けを作らせていただいているので、登場人物の一人になったような気持ちで観ていただいたら嬉しいです。本作は今日産声を上げてオギャーと生まれたところなので、SNS 投稿という名のミルクや離乳食をガンガン与えて育てていただけたらと思います」とメッセージを送った。