お互いが役を演じる上で助け合ったエピソードについて、鈴木は「僕も妹がいますし、有村さんも妹なので、リアルな兄妹感を出したいということや、テンポ感もリアルな関西のノリでいきたいよね、といったことを話し合いました。」、続いて有村は「役者以外のお仕事のことや、作品に入る前に監督やプロデューサーさんを交えて打合せをするのか、といった取り組み方についてお話しをお聞きしました。」と勉強熱心な一面を見せていた。また鈴木は「意外と僕たち二人のシーンが少ない中で、結婚式の時に本当に自分を兄だと思ってもらえるか、フミ子も僕の顔を見たその瞬間にこれまで育ててきたいろんな記憶がフラッシュバックするのか、ということを想像していました。具体的な話し合いよりも、お互いに心の繋がりを持てるかということを大切にしました。」と有村とのコミュニケーションの取り方について語っていた。

さらに、披露宴でのクライマックスのスピーチについて鈴木、有村、前田監督へ質問があり、鈴木は「スピーチの内容は、映画のクライマックスでもあり、元々の脚本に書かれていたものもすばらしかったのですが、疑似体験した鈴木亮平が何を思うのかというところを生々しく表現したいと思い、監督と脚本家に僕も入らせてもらって何度も作り直しながら完成させました。監督とプロデューサーが、撮影してきて感じたことを言葉にしましょうと提案してくれて、役者を信用してくださった気持ちがとても嬉しかったです。」とスピーチの内容を変更した際のやりとりを振り返り、監督たちに感謝の意を表していた。前田監督も「脚本は仕上がっているけれどさらに良くしたいという気持ちがあって、お互いキャッチボールをして、俊樹を演じてきた中で生の感情を入れたいと思いました。最終的には俊樹の言葉になっていたと思います。」、鈴木はさらに「笑いを入れたいと思いました。関西独特のマジメなことを言ったらダサイという絶妙な感じや、皆の前に出てきたときに俊樹がどう思うかをその場で入れたいと思っていました。」とスピーチ内容へのこだわりを明かした。そのスピーチのシーンについて、有村は「スピーチの新しいセリフの部分を頂いた時に、あまり見ないようにしていました。本番を迎えて、私たちって頑張って生きてきたんだな、とか、ないはずの思い出がちゃんとイメージとして湧いてきました。神様が宿ってくれたようなシーンになったと思います。」と特別なシーンになったことを語った。
最後に、前田監督は「お二人のキャストを迎えたことは大きな喜びで、皆さんに感動作として届けられるのはお二人の力がすごく大きいと思います。この作品をどうぞよろしくお願いいたします。」、有村は「春の季節にぴったりのあたたかい作品ができたと思います。見終わったあとに家族や大切な人に会いたいな、連絡したいなと思える作品だと思います。年齢を問わず多くの方に観ていただきたいです。」、鈴木は「『花まんま』はファンタジー要素があるからこそ、現実の愛を感じられる、まさに芸術はこういうことじゃないかと思う作品です。花がたくさん咲く時期の公開で、季節的にもぴったりな作品だと思います。」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。
