宮崎監督は「役者の皆さんの演技と音楽が共に映えることを目指しました」と明かし、また、「ライブハウスの音を体感できるようなセッティングで仕上げを行えたので、ライブハウスに行ったことがない方はビックリするかもしれません」と見どころも教えてくれた。

続けて、劇中で主人公・マリアとのシーンも多い藤重は「菊地姫奈さんが初主演と思えないぐらい、ミリ単位の繊細なお芝居をされていて圧倒されました」と見どころを挙げると、SUGIZOも「家族愛や絆、母と娘の物語。普通なことがどれだけ奇跡なのか…と改めて気付かされ、すごく響きました。菊地さんの演技が素晴らしくて泣きました」とV系の映画という側面だけではなく、誰でも共感できる家族の話が内包されている点と菊地の演技を絶賛。それを聞き、菊地は照れた様子で笑顔をのぞかせた。

SUGIZOの印象について尋ねられた藤重は「高校生の時にアルバムを買ったことがあります。30年前、CDデビューをして音楽番組ですれ違った際には挨拶もさせていただいて」と思い出を振り返ると、「挨拶されたことあったっけ!?」と驚くSUGIZO。また、藤重は「SUGIZOさんと対峙してのレコーディングには、憧れとプロとしてのせめぎ合いがあった。でも、とても幸せな時間でした」と喜びを伝えた。

SUGIZOは「鹿鳴館の撮影時に歌詞を間違えていた箇所があり、レコーディングの際はそれに合わせて歌詞を変えた部分もあります」と裏話を明かし、「音と画を繋ぐのが大変だった」と苦労した点も教えてくれた。 最後に菊地が「皆さんに褒められて嬉しいです。この映画に登場する皆ひとりひとりに物語があります。マリアの成長していく姿にも注目してご覧いただきたいですし、V系の音楽もぜひ楽しんでいただきたいです!」と本作の見どころを伝え、大盛況のうちに舞台挨拶を終えた。

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