⼀⽅、萩原は演じた⼩⻄徹が⼼の内を打ち明ける⽔族館シーンに触れて「僕の中で⼩⻄という⼈物を演じることにおいてポイントにしていた場⾯でした。⼩⻄を演じる上での⾃由度が⼀段階上がった気がする。頭で考えて演じるのではなく、全⾝で臨むようなシーンになりました」と注⽬ポイントに挙げた。福徳もその⽔族館シーンに触れて「⼩⻄が喋り出して、ウソみたいに桜⽥(河合優実)にガン⾒される。その逃げ場としての⽔槽の中のクラゲが良かった。⽔槽の中を⾒るふりをして桜⽥の⽬⼒に耐えるためのクラゲがある」と⼤九監督の演出を絶賛。⼤九監督は「⼩⻄が⼼情を吐露するならば⽔族館だろうと思ったし、⽔族館の中でもクラゲのコーナーは⼀段階暗いシチュエーションだったので、そこを選びました」などと狙いを述べた。

さらに福徳は⼩⻄がする「バイバ〜イ」の⾔い⽅がツボにはまった様⼦。「あのバイバイのニュアンスは難しいはず。恋⼈がいたり好きな⼈がいたりする⽇常では⾃然とやれるけれど、演技だと出来ないのでは?」と聞くと、⼤九監督は「まさにそう!最初は普通のバイバイだったけれど、私がニュアンスを説明してやってもらった。私がニヤニヤと満⾜するまでカットはかけませんでした」と舞台裏を明かした。

そんな中、福徳から「⽣バイバ〜イを聞きたい」とリクエストされた萩原はテレながらも、公開⽣バイバ〜イ。客席から⻩⾊い悲鳴が上がるも、当の萩原は「やっぱり出来ない!」と納得しない様⼦で「撮影中はエキストラさんのほかにリアルなギャラリーの⽅がいたので、そういう⼈⽬も役に与える影響がある。あそこならば何でも出来ました!⾃分であのバイバイを『よし、やろう!』と思ってもなかなか出来ません」と状況に助けられたと照れながら明かしていた。

様々な⼈⽣訓が出てくる本作にちなんで「⼤切にしている⾔葉」を発表。福徳と⼤九監督が劇中のさりげない⼀⾔を挙げる⼀⽅で、バスケ好きの萩原はコービー・ブライアント選⼿の座右の銘「マンバ・メンタリティ」を挙げて「明⽇が今⽇よりいい状態になるように準備する、向上⼼を持つという意味。それってバスケに限らず⾊々な仕事に変換できる」と理由を話した。

最後に福徳は「この映画が単純に好きだなと思えたので、皆さんも5回くらい観てください」とアピール。主演の萩原も「今⽇の話を参考に、ぜひもう⼀度観てください。いつ観るかで感想も変わると思うので何度でも観て⼀つ⼀つの感想を楽しんでください」、⼤九監督も「スタッフ・キャストで⼩さな宝物のようなものを散りばめた作品なので、5度くらい観てください」と⼤ヒットを祈願していた。

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