松井演じるまきの夫を演じた沢村は、「台本を読ませていただいたときは、自分にこの役ができるのかなというくらい、心情が複雑なキャラクターだったのですが、実際に現場に入ってみて、撮影から得られるものがたくさんありました。そこで恭一というキャラクターがだんだん完成していって、充実した日々になりました。恭一は表情ではっきりわかるタイプではなく、何を考えているかわからないというのも僕の中で大事にしていた部分で、一貫性を持って撮影に臨みました。」と撮影の感想を語った。 

松井演じるまきの憧れの先輩寄島を演じた吉本は、「原作と脚本を読ませていただいて、寄島という役は、大人っぽくて色っぽい部分があって、私にはない部分なのでそこは不安でした。でも、それ以外に内面の部分で、自立している部分と未熟さを両極端に持ち、それがすごく交わってる性格だったので、そこに魅力を感じて挑戦してみたいなと思いました。私は役を演じるとき、この役を誰よりも愛そうって決めてるんですけど、 寄島は本当に初めて愛せないかもしれない、と思ってたんです。でも、演じさせていただく中で、すごく孤独と向き合って、戦っている女性なんだなと言う部分から最後は愛せるようになりました。」と役作りの苦労と寄島の印象について語った。

続いて、現場で印象に残っていること松井は「これは多分、大貫さんと私は一緒だと思うんですけど…」「ね!そうだね!」「八景島ですね!」「八景島に1日撮影で行ったんですよ。その時に結構空き時間があって、その間に…」「一緒にアトラクションのバイキングに乗ったりね!」「あとクレープを皆で食べたりして!」「あと、劇中でチンアナゴ可愛かったね~というようなセリフがあったのですが、大貫さんが休憩中にトイレから戻ってきたと思ったら、チンアナゴのキーホルダーを買ってきてくださって!しかも2種類ですよ!どっちがいい?って選ばせてくれたんです。“もう山手さんじゃん!”と思って!嬉しかったです。」「未だに僕カバンに付けていますよ。」「あぁ~嬉しい!」「ドラマの放送が終わるまでは付けておこうと思って。」「お守りですね。」実際に八景島のシーンが放送されるときは、本当のデートみたい!と思いながら楽しめそうですね、と振られると大貫は「デートだったよね!撮影という名の。」と撮影を思い出し、笑顔を浮かべた。

沢村は、「僕は撮影でいろいろな場所に行ったわけではないのですが、印象的だったのは、大貫さんとの病院のシーンで…」「(ネタバレ的に)言って大丈夫なの~?」「シーンの内容はあんまり言えないんですけど…笑」「服を引っ張る場面で、引き寄せる時に監督から“キレ”が欲しいとリクエストされたんですけど、大貫さんは長年ダンスをされていて、僕もダンス&ボーカルグループに所属しているので、僕ら2人の“キレ”の共通認識がアーティストの方になっていて笑」「ステップインこう入って…って2人で段取り決めて、実際にお芝居中にスッと入ったら“ダンス過ぎる!”って言われてしまって笑」と楽しげに話すと、MCからのここで再現してくださいという無茶振りには、「シャツが破れちゃう!」と、現場では衣装が破れるほどの“キレ”を披露したことを明かした。

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