約2年前に新宿・歌舞伎町でロケを敢⾏。撮影期間中は⾃発的に新宿のビジネスホテルに滞在していたという森は「歌舞伎町にいる⼈たちを肌感で感じられた瞬間は刺激的でした。撮影中に『僕が本物のトー横キッズだぞ!』と叫んできた⼈がいて。それを聞いた瞬間に、じゅじゅとしての気持ちの持ち⽅を学べたような気がします。その⽅に感謝しています」とリアルに新宿で撮影した本作ならではの思い出を回想した。演じる上では「⻑久監督が取材してこられた世界観へのリスペクトは忘れないようにしつつ、映画を観た皆さんにとって、じゅじゅは電⾞で隣り合わせになった⼥の⼦かもしれない、とそんな⾵に思ってもらえるかどうかを考えました」と役作りの秘話を明かした。

トー横に集まる10代の⼦供たちの親代わりとなる神的存在・KAMI役の⼀ノ瀬は、ストーリーのモチーフの⼀つになった“⾦閣寺炎上事件”に触れて「撮影中に監督がかぶっていたピンクの帽⼦に書かれた炎上という字⾯を⾒た時に、まさに令和版『炎上』だと思った」と実感したことを明かし、本編ではカットされたものの「KAMI君のお腹にはチベットの地獄の閻魔様のタトゥーが彫られているんです。それもあって、みんなを救う神でもあるけれど優しいばかりではないKAMI君像を⽬指しました」と知られざるエピソードも⼝にした。
取材を含めて5年もの歳⽉をかけて完成にこぎつけた⻑久監督は、『炎上』カラーである全⾝ピンクスタイルで登壇!「新宿での上映は感慨深いです。時間をかけて⼒んでエンドロールまで気持ちを込めて作った作品です。皆さんに届いていたとしたら嬉しい限りです」と念願の封切りに安堵の表情。撮影に当たっては「過酷なシチュエーションが避けて通れない内容なので、それを体現してくれる俳優部の皆さんと⾊々な事を共有しながら、丁寧に撮影しました。例えばインティマシー・コーディネーターさんに⼊っていただいたり、それらを当たり前の事としてしっかりと積み上げて作っていこうと思いました」と誠実な思いと繊細さを持って撮影に臨んだことを明かしている。
