<⼩林薫 コメント>

阿久津役は、ピエールくんと⼆⼈のみでの収録でした。終えて家に帰っても切替えられず、頭の中もボーとしてえらく疲れていたのを覚えています。 翌⽇の収録でピエールくんにその事を話すと、彼は収録地の⾚坂から渋⾕までなんと歩いて帰ったそうです。彼なりのクールダウンだったと思います 。そんな充実感と疲労、感動の⼊り混じった収録でありました。

<⼾塚純貴 コメント>

幸せだったと⼼から⾔える⾃分の⼈⽣であってほしいと思わせてくれる『ホウセンカ』。
⼈間臭い阿久津実がとても愛おしくて、アニメーションによって彩られる彼の世界には最後のシーンまで感動しきりでした。
深いことは考えず⽬の前にいる不器⽤でまっすぐで⼈情深い阿久津に⾝を委ねました。⼩林薫さんの声⾊や感情の機微から若かかりし阿久津を想像して、丁寧に⾔葉を伝えてくれる満島ひかりさんとは本当に⼼を通わせた気持ちになりながら収録させていただきました。
声優に不慣れな⾃分は完成を⾒るのが少し不安でしたが、それを忘れさせてくれる感動がありました。
皆様に早く届いてほしい、是⾮観ていただきたい映画です。

<満島ひかり コメント>

胸がきゅっとなる作品でした。
ちょっと渋くて、チャーミングなお話をみて
「愛した記憶があるから私は寂しくないの」と⾔った
ある先輩のすてきな⾔葉を思い出しました。
物語の主⼈公・阿久津さんの静かで不器⽤なもの語りも
派⼿では無いけど、とってもすてきでした。
同じく不器⽤で魅⼒的な、那奈を演じられて嬉しかった。

<宮崎美⼦ コメント>

異世界に転⽣でもしないかぎり⼈は今ここで⾃分にできることに命をかけるしかないから、こんな⾵に愛されたら、精⼀杯⽣きていこうという気持ちになる。信じる、託す、前を向く。できることは少なくても、⼈は皆そうやって命をつないで来たのだから。

<ピエール瀧 コメント>

そこにいるのか。
本当はいないのか。
喋るホウセンカという不思議なキャラクターの声を担当させていただきました。
⼩林薫さんと2 ⼈きりのアフレコという贅沢な時間を体験させていただいたことに感謝です。

<⽊下⻨(監督・キャラクターデザイン) コメント>

空の⻘さの美しさとは、⽇を浴びた葉の⾊の美しさとは、⼈を想う意義とは。美と儚さと幸せの価値観とそれが⼈に与える影響を改めて⾒つめ直し、揺れ動く⽣活の中で⽣きる⽣き物の底⼒を、原点に⽴ち帰る気持ちで表現しました。沢⼭の⼈に観ていただきたいです。

<此元和津也(原作・脚本) コメント>

報われない⼈⽣にも、祈る⾃由はある。それが届くかどうかはわからないけれど、それでも信じてみたくなった。『ホウセンカ』は、帰る場所をなくした男と恋⼈の空⽩へ、その花が静かに割って⼊り、⽌まった⾔葉を芽吹かせる物語です。この花が咲くまでには、幾つもの沈黙と、たったひとつの祈りがありました。⻑い沈黙と祈りの先で灯る⼩さな確信が、あなたの胸にもそっと種を落とすことを願います。

1 2 3

4

5

RELATED

PAGE TOP