
<株式会社IMAGICA GROUP代表取締役社⻑ 社⻑執⾏役員:⻑瀬 俊⼆郎 コメント>
IMAGICA GROUP は今年、創業90周年を迎えました。この節⽬に⽴ち上げた本プロジェクトは、次世代の映像クリエイターに活躍の場を提供し、⽇本映画の新たな可能性を切り開くことを⽬的としています。当社グループ内のプロデューサーをはじめ、国内外の若⼿監督や映像作家が⾃由に挑戦し、表現できる環境を整えることは、私たちの責任であり、未来への投資でもあります。欧州をはじめとする国際映画祭では、社会課題を描いた作品や独⾃の芸術表現が⾼く評価されていますが、⽇本においては、そうした作品をつくるには依然として⾼いハードルがあります。だからこそ私たちは、映像⽂化の多様性を広げ、才能あるクリエイターが世界に挑戦できる⼟壌を築き、⽇本映画の国際的な発信⼒を⾼めていきたいと考えています。

<映画監督:是枝裕和 コメント>
映画界の次世代の才能を発掘し、世界で活躍できる⼈材を育てたいというIMAGICA GROUPの取り組みに共感し、⾃分にできることがあればと、このプロジェクトに参加いたしました。
昨年、今年と、カンヌ国際映画祭に多くの若い映画⼈が招待されていることからもわかるように、⽇本の新たな才能への注⽬は年々⾼まっています。この追い⾵に乗って、次なる才能が世界へと⽻ばたいていくお⼿伝いが出来ればと思います。

<東京国際映画祭プログラミング・ディレクター:市⼭尚三 コメント>
出資者から原作ありきの企画が求められる現在の⽇本映画界にあって、オリジナル脚本に基づく企画をサポートするこのプロジェクトは、⽇本の新進監督たちにとって貴重な存在だと思います。サポートを得る企画は⼀つですが、他にも⾮常に魅⼒的な企画があり、⽇本映画の未来は明るいと感じました。このプロジェクトから多くの素晴らしい映画が⽣まれることを期待しています。

<公益財団法⼈川喜多記念映画⽂化財団 常務理事:坂野ゆか コメント>
国内有数のラボであり、映像制作に関わる多岐にわたる業務を展開するIMAGICA GROUPさんが、「国際映画祭に出品及び受賞できることを⽬標にした映画製作企画」のプロジェクトに着⼿されるというお話を聞き、⼼躍りました。官ではなく⺠間の企業によるここまで本気の新進監督のためのプロジェクトは初めてなのではないかと思います。審査対象作品は、IMAGICA GROUPさんのグループ会社より募集した中から厳選されただけのことはある、予想を超えた巧みでありフレッシュな企画の数々で、1本に絞り込むのに困難を極めた嬉しくも苦しい審査でした。栄えある第1回⽬の選出作品が国際映画祭を⾜掛かりに⽻ばたいてゆかれること、期待でいっぱいです。
IMAGICA GROUP 創業90周年特設サイト https://www.imagicagroup.co.jp/90th-anniversary/
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