続いて、クリストファー・マッカリー監督が登壇し、「みなさんご来場いただきましてありがとうございます。」と挨拶。長年の付き合いとなるトムとのパートナーシップについて「ずっと対話しているような感じです。『トップガン マーヴェリック』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の3作品を立て続けに作り上げてきたんですけども、今でもしょっちゅう一緒にすごしています。」とツーカーぶりを披露。またトムのことを「僕のドライバーであり、パイロットです。」と冗談を交えながら補足した。

最新作のアクションを語るうえで外せないのが、縦横無尽に旋回する小型プロペラ機のスタント。トムは「ウィングウォーキング(飛行機の羽上でのスタント)をしたときに、呼吸もできないくらい風圧が凄まじく物理的にかなり困難でした。全身の筋肉を使い挑みました。パイロットにもトレーニングをしてもらったんですが、すごく体力が奪われてエネルギーがきれることもありました。そのため、筋肉にエネルギーが回るように日々トレーニングを積んできました。このような経験は初めてでした。」と本作きってのキラーショットの裏側を語る。

また、加えて本作の目玉となるシーケンスに水中でのスタントがあるのだが、撮影時はトムの他にマッカリー監督も一緒に水中へ潜り、ハンドシグナルでコミュニケーションをとりながら演出を進めていったそうだ。なお通常、水中のシーンを撮影する際は監督は外でスタンバイし、キャストとはスタッフを介してディレクションすることが主であるが、マッカリー監督はこだわりがあったようで「その方法だと空間の認識ができない故に1日6ショットくらいしか撮れずとても時間を消費するので、自分たちがやりたいことができません。そのため本作では自身もトムと一緒に水中に潜ることで24ショットくらい撮影することができました。」と本作ならではの規格外な撮影を振り返った。

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