ホラーやSF、ファンタジーに特化したジャンル系の国際映画祭として知られる世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、シッチェス・カタロニア国際映画祭にて2023年に作品賞を受賞した『MOON GARDEN/ムーンガーデン』。6月21日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショーが決定!
愛する両親の激しい言い争いに巻き込まれ、階段から落ちて昏睡状態となった5 歳の少女・エマ。目を覚ますとエマは不気味な暗い森の中にいた。彼女の涙を貪ろうと追いかけてくる怪異から逃れ、両親の声が聞こえるトランシーバーに導かれて元の世界を目指すエマ。その行く手には数々の奇妙な人物や出来事が現れて……。
世界最古にして最大のファンタスティック映画祭《シッチェス・カタロニア国際映画祭》NewVision部門 最優秀作品賞を受賞!全編にわたり使用期限切れの10万フィートの35mmフィルムとヴィンテージのレンズを使って撮影し、CGを一切使用せず、プラクティカル・エフェクトを駆使し、ストップモーションアニメと実写を融合して作り上げた、他に類を見ないレトロパンクな創造力と狂気、そして人間愛に満ちたダークファンタジーが、ついに日本でそのベールを脱ぐ!
監督のライアン・スティーヴンス・ハリスは、ロンドンで映画を学んだ後にUSC(南カリフォルニア大学)映画芸術学部を卒業、本作のプロデューサーでもあるジョン・マイケル・エルファーズとともに制作会社Fire Trial Filmsを設立。『ミッドウェイ』『ムーンフォール』「Those About to Die」等のローランド・エメリッヒ監督作品ほか、Netflixの長編『DARC/ダーク』(18)と『ウィンター・ドリーム〜氷の黙示録』(16)などの編集、音響デザインを手掛け、ハリウッド映画界の中枢で活躍する一方、自身の監督デビューとなる本作で、ハリウッド大作の王道とは真逆の道をゆく、みずみずしい独創性を炸裂させた。